「競輪」と「KEIRIN(ケイリン)」の違い
オリンピック種目でもある”ケイリン”は日本の公営競技”競輪”が基になって出来たスポーツ。
【競輪】は競馬や競艇(ボートレース)と並ぶ公営ギャンブルの一種であり、”ケイリン”は自転車競技トラックレースの種目と、根本的な違いがある。
このことから”競輪”と”ケイリン”ではルールや楽しみ方が違ってくる。
もちろん、どちらも1着にゴールした選手が勝利を掴むことになり、バンクを猛スピードで走り抜ける迫力あるレースとなることは変わないが、よりレースを楽しめるように、まずはカンタンな【競輪】と【ケイリン】の違いを見て行こう。
項目 | 競輪 | KEIRIN(ケイリン) |
人数 | 9人 | 5~8人 |
バンク | 333B~500B | 250Bのみ |
周回 | 4~6周(約2000m) | 8周(約2000m) |
戦法 | 団体戦 | 個人技 |
ライン | あり | なし |
カント | 30° | 45° |
ブロック | あり | なし(1発で失格) |
周回 | 4~6周(約2000m) | 床 |
日本がメッカ
もともとは、日本の競輪が発祥だが、世界に出たらこんな感じになった。競輪とケイリンの違いで最も重要なのは、レース形態の「ライン戦」と「個人戦」の部分である。
自転車競技は風の抵抗が大きく影響するスポーツで、前にいる選手程風圧を受け不利になる。
そのために、誘導員が配置され、途中までレースの先頭で選手達を引っ張っていくが、誘導員がいなくなってからも【競輪】では選手同士が主に地域ごとに協力しあい、ラインと呼ばれる隊列を組んで闘う。
それに引き替え【ケイリン】では個人個人がお互いをけん制しつつポジションを取り合う。
このようにレース形態ひとつをとっても違った楽しみ方が出来る。
先行する選手の番手が有利ですから、個人技ならではの心理戦や駆け引きが楽しめる。
さらに、特筆すべきは、KEIRIN(ケイリン)はバンクが固定されていて、250バンクしかない。それで、2000m走るが、実に8周する。
普通の競輪は、333バンク~500バンクあって、そのバンクの大きさによって周回が変わる。約2000m走るのは同じである。
知っておいて欲しいのが、「ブロックなし」ということですね。
競輪は、バチバチやってますよね。いわゆる頭突きです(笑)
KEIRIN(ケイリン)であれやると1発で失格です。
人数が違いますね。
競輪は基本9人で走るのに対し、KEIRIN(ケイリン)は5~8人で走ります。
主流は、7人のようです。
まぁ、いわゆるガールズケイリンですね。バンクの違いはあるけど、ガールズケイリンを考えて欲しい。
まとめ
競輪とKEIRIN(ケイリン)が違うこと書いたが、ネットで検索すると本当に分かりずらい。はっきり分かれていない。公益財団法人JKA(旧,日本自転車振興会)が「KEIRIN.jp」なんて言っているので混ざって当然である。