福井G2第4回ウィナーズカップ優勝松浦悠士選手、L級優勝児玉碧衣選手

福井G2(最終日)第4回ウィナーズカップ

【12R=S級決勝】

1/清水裕友(SS・山口105期)
2/吉田敏洋(S1・愛知85期)
3/守澤太志(S1・秋田96期)
4/古性優作(S1・大阪100期)
5/原田研太朗(S1・徳島98期)
6/柏野智典(S1・岡山88期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)
8/高橋晋也(S2・福島115期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)

スタートで3・守澤が出て、高橋を迎え入れ、北日本ラインが前受け。
隊列は83・9・176・2・4・5で周回を重ねていく、赤板でも動きはなく、そのままの隊列でレースが進む。
赤板過ぎ2コーナーから中団の清水がスパートして高橋を叩く。
打鐘から中国ラインが主導権を握っていく。
清水の先行で、最終HSは176・2・4・83・9・5で通過。
松浦は車間を切って後続を牽制する中、最終2コーナーから高橋が捲り発進。
最終BSでは逃げる中国ラインに、高橋が好スピードで迫っていく。
高橋の捲りを察知した松浦は最終3コーナーから番手捲りで抜け出していく。直線では高橋の番手から守澤も差し脚を伸ばしてくる。
しかし、松浦が押し切って昨年11月の競輪祭に次いで、ビッグレース2回目の優勝を果たした。
2着に守澤、3着にはビッグレース初出場の高橋が入線した。

優勝/松浦悠士(SS・広島98期)

氏 名 松浦 悠士
フリガナ マツウラ ユウジ
期 別 98期
府 県 広島県
登 録 2010年5月1日
生年月日 1990年11月21日
血液型 O型
身 長 168.0cm
体 重 73.0kg

GP・GI 過去1年成績

  • 第73回 日本選手権競輪 2019年4月30日 松戸 (8) 1 2 (8)
  • 第70回 高松宮記念杯競輪 2019年6月13日 岸和田 (5) 4 1 2
  • 第62回 オールスター競輪 2019年8月14日 名古屋 (3) (2) 4 1
  • 第28回 寛仁親王牌 2019年10月11日 前橋 (2) (1) 5 1
  • 第61回 朝日新聞社杯競輪祭 2019年11月19日 小倉 3 1 (2) 1 (1)
  • KEIRINグランプリ2019 2019年12月28日 立川 (7)
  • 第35回 読売新聞社杯全日本選抜競輪 2020年2月8日 豊橋 (1) (6) 1 (9)
  • 第4回 ウィナーズカップ 2020年3月26日 福井 (6) 1 1 (1)

松浦悠士

優勝できたのはラインの力のお陰で、自分はかなりキツかったんですけど、なんとか押し切れた感じです。(初手は)高橋(晋也)君が前に出て、そのあとが取れたので、単騎勢が動いてくれたらなっていうのはちょっとあったんですけど、清水(裕友)君が赤板前から、かなりソワソワしていたので、これは行くなっていうのがあったので、そこはしっかり追走できた感じです。清水君が先行してくれたことと、高橋君が見えた時にしっかり僕が前に踏んで、その時に柏野(智典)さんもヨコに動いてくれたっていうのが、本当にラインの力での優勝だったと思います。(優勝したことは)最後、敢闘門に入る時に確定を聞いて初めて分かりました。(初めてビックレースが無観客で行われたことについては)僕は過去にミッドナイトを走ったこともあるので、そういう意味では自分のモチベーションとかに影響はないんですけど、やっぱり優勝したあとに声援がないっていうのは寂しいなとは思います。(全日本選抜の落車で)ケガをしてから2場所目で優勝できて。自分の中では落車のダメージがあったかなとは思うんですけど、今までの落車の経験を糧にしっかり調子を戻すことができて、それが優勝につながったかなとは思います。(清水の)番手に付くのはグランプリ以来だったんですけど、本当に頼もしくて、信頼できる背中だなと思いました。(グランプリに)タイトルを獲って行きたいっていうのは変わらないので、残りのGIでもしっかりタイトルを狙っていって、なるべく多く中四国勢でグランプリに行きたいなっていう思いです。清水君とのコンビでこうやってビッグを連覇できたので、今後もビッグ、GIをいっぱい獲れるように精いっぱい頑張りたいです。

と語っていた。

2着/守澤太志(S1・秋田96期)

清水が普通に切りにくれば良かったですが、難しいタイミングできましたね。
でも、そこからは高橋君が本当に強かったです。
いや、超強かったです。
自分は古性君とかに入られないように注意していました。
最後は届いたかな?と、思いましけどね(苦笑)。
でも、あそこまで迫ることができましたし。
また、頑張ります。

3着/高橋晋也(S2・福島115期)

前を取って、引いて勝負の作戦でした。
一瞬、突っ張ろうか迷いましたけど、2車だから。
もし突っ張っても、守澤さんが仕事をした時に内を突かれるかなと。
単騎の選手もついてきたので6番手に入れました。
2センターでは確信があったけど、松浦さんは清水の思いもあって、盛り返されてしまいましたね。
悔しいですが、楽しかったです。
次に繋がると思います。

L級ガールズケイリンコレクション2020福井ステージ

1/児玉碧衣(L1・福岡108期)
2/石井貴子(L1・千葉106期)
3/梅川風子(L1・東京112期)
4/高木真備(L1・東京106期)
5/尾崎睦(L1・神奈川108期)
6/鈴木美教(L1・静岡112期)
7/長澤彩(L1・愛知106期)

スタートは3・梅川が出て、最終的に3・5・1・4・2・6・7で隊列が整う。
残り2周で石井は内から児玉の後位へポジションを上げ、高木と並走となる。
長澤も上昇を始めて3番手に入ると、この動きに鈴木も続いていく。
打鐘では後方外並走だった高木が上昇していくと、鈴木は引いて、高木は4番手に収まる。
後方を警戒していた梅川が最終HSから先行態勢に入っていく。
6番手となった児玉は最終2コーナーから捲りを仕掛ける。
最終BSでは梅川を追走した尾崎が捲りを放って抜け出しを図る。
直線で尾崎が抜け出したが、児玉が大外から一気の捲り追い込みで優勝。
児玉を追走する形となった石井は差し及ばずの2着、尾崎が3着に入線した。

優勝/児玉碧衣(L1・福岡108期)

今日は優勝しないと、ガールズグランプリが厳しくなると思っていたので、勝ててホッとしました。
梅川さんがSを取ったのは想定外でしたね。
前を詰める勢いでいけたのが良かったです。
スピードにも乗れていましたし、このままいけば乗り越えられる感触もありました。
シッカリ練習して、良いタイムも出ていましたし、岐阜のトライアル以外は完全優勝をしている。
モチベーションも良く、調子も良く、今開催を迎えることができて良かったです。
5月のコレクションは出られませんが、フェスティバル、ファン投票で選ばれたらオールスター。
そして、競輪祭のグランプリトライアルと、今年もガールズグランプリに出られるように頑張りたいと思います。

2着/石井貴子(L1・千葉106期)

風が強い中、重たいバンクの中でも碧衣ちゃんが強かったです。
2番車で児玉選手の隣でしたし、メンバーも揃っているので児玉選手も後方からのスタートはしないだろうと。
自分に力があれば、差せるし、力がなければ、差せないと思っていました。
最終2コーナーでは、前が遠いと思いました。
でも、吸い込まれる感じで児玉選手は加速していったので強かったです。
差し切るだけの脚が今の自分にはなかったですね。
5月にコレクションがありますし、また、シッカリ練習してから頑張ります。

3着/尾崎睦(L1・神奈川108期)

誰かのタイミングではなく、自分のタイミングで仕掛けようと思っていました。
自分で風を切るつもりで仕掛けましたが、梅川選手の後ろでもうちょっと待っても良かったのかな。
みんな強いから、最後4コーナーからの勝負で良かったのかも知れないですけど。
自分がやってきたことを出したかったので。
やることは、やりました。
後ろの状況も分からなかったし、勝つとなると、もっと冷静にならないと。