地元勢で確定版独占!原田研太朗優勝 !!小松島競輪開設70周年記念「阿波おどり杯争覇戦」

小松島競輪開設70周年記念阿波踊りおどり:概要

競輪場の開設を記念して各競輪場で毎年度1回行われるG3競走であり、年(1〜12月)に約40節開催されている。
各競輪場ごとに呼び名があり、それぞれの地元で定着しているものが多く、小松島競輪場で開催される小松島競輪開設70周年記念阿波踊りおどりである。

小松島競輪場で開設71周年記念「小松島競輪開設70周年記念阿波踊りおどり」が開幕。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催中止が相次いで久しぶりのグレードレースの開催である。
前検日参加選手が3密を避けながらの開催となる。

  • 開催期間:2020/07/02(木)~05(日)
  • 出場資格:S級選手のうち108名が斡旋される。ホームバンクとする選手が多く斡旋される傾向にある。

阿波踊りおどり過去優勝者

  • 2019年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 太田 竜馬選手
  • 2018年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 牛山 貴広選手
  • 2017年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 村上 義弘選手
  • 2016年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 平原 康多選手
  • 2015年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 平原 康多選手
  • 2014年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 志智 俊夫選手
  • 2013年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 平原 康多選手
  • 2012年 予想情報 阿波おどり杯争覇戦 佐藤 友和選手

小松島競輪開設70周年記念阿波踊りおどり注目選手

小倉竜二に原田賢太郎、大田竜馬、小川真太郎と役者のそろった地元勢が強力布陣を敷く。

ヤンググランプリを制した太田は今年に入ってさらに進化している。
ウエイト練習を強化したことで、格段にパワーアップしている。
地元記念は2年連続で決勝に乗っている実力である。

今年は地元のエースとして、責任感のある走りで牙城を守る。
小倉は高いレベルで安定している。

小川は3度目の地元記念出場に気合が入っていた。

優勝戦:小松島競輪開設70周年記念阿波踊り

1/島川将貴(S1・徳島109期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/原田研太朗(S1・徳島98期)
4/河端朋之(S1・岡山95期)
5/小倉竜二(S1・徳島77期)
6/太田竜馬(S1・徳島109期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)

 

号砲で清水が飛び出し、中国3車が前受け。
427・1635の二分戦で周回を重ねていく。

青板4コーナー、後ろ攻めの島川がジワジワと、前へ動き出す。

そして、赤板突入で島川が踏み上げ、河端も徳島4車を前へいかせる。

並びは入れ替わって、島川の主導権で打鐘。

ナショナルチームで培った河端のスピードに、清水と松浦のSSコンビが相手。
島川が目一杯に駆けて、最終HSを一本棒で通過。

2コーナー、河端も捲りにいくが、太田もこのタイミングで番手捲り。

最終BS、太田も島川に負けじと、目一杯に駆ける。
河端の捲りは不発に。

最終4コーナー、太田を先頭に原田、小倉が続き、SSコンビが猛追。

ゴール線手前、3番手で脚を溜めていた原田が太田を差し切って1着ゴール。
2着に太田、3着は内を突いた松浦とのデッドヒートを制した小倉。
地元・徳島勢のワンツースリーフィニッシュとなった。
原田は2017年の松山記念以来、通算4回目のG3制覇。

小松島G3優勝:原田研太朗選手

S班でさえ「なす術がない」と口をそろえたハイスピードバトルであった。

島川将貴が打鐘過ぎ2センターからピッチを上げると、河端朋之の巻き返しに合わせて太田竜馬が2コーナーから番手まくりに出る。続いた原田研太朗が太田をとらえて地元記念初優勝。
2017年3月の松山以来、4度目となる記念優勝を飾った。

島川君がやる気でしたね。えげつないかかりで前でドリフトしていた。(太田が番手から出たあとは)早めに行こうと思ったけど、太田が相当踏み直してた。でも僕が早めに踏まんと小倉さんのコースがなくなるので。前だけを見て余裕はなかったけど、ハコじゃない分の余裕はありました

2012年7月のS級デビューから呼ばれ続けていた地元記念だったが、昨年はあっせんがなかった。それだけにこの優勝は格別だ。

小松島記念がS級のデビュー戦で、それ以来ずっと呼んでもらっていたけど、去年はあっせんがなくて悔しかった。一人で練習をしていてごっつ寂しくて、それが頑張れるきっかけになった。今年はチャンスがあれば狙いたいと思ってました。去年は目の前で太田君が完全優勝をしてうれしかったし、今年もと思っていた

残念だったのは無観客開催だったこと。これだけのスピードレースを地元ファンの目の前で見せたかったはずだ。

無観客は無言でさみしい。僕は気持ちで走るタイプなので。小松島はこれで今年最後の開催。リニューアルしたあとにはお客さんを入れて欲しいですね

再開後は原田がファンの大声援を受けて地元バンクを疾走する。

 

太田竜馬の大会連覇はならず。それでも初の番手回り、しかも4車の軸という大事な役割を務め上げた。

「点数ないのに番手を回らせてもらったし、並び的に原田さんの優勝かなと思ってた。頑張ったっすけど、後ろに差されるのはしゃーないですね。ペースで行ったら終わりなんで、全開で(番手まくりに)行きました。島川さんのおかげですね。(初の番手は)後ろもおるんでヘマできんから緊張しました」

4コーナーで置いていかれそうになった小倉竜二だったが、なんとか3着に踏みとどまった。
「スピード競輪やね。まくりの太田のその上を研太朗がまくって行く感じだった。(原田の)2センターからのまくり追い込みでもう一段階スピードが上がって、そこに対応できなかった。(4着になりそうで)最後はちょっと危なかったですね」

 徳島勢上位独占の結果は島川将貴の頑張りがあってこそだ。
やることはできました。初めての決勝だし、点数とか関係なく僕が実績が一番ないんで。河端さんがいつ来るか怖かったけど、後ろの3人がワンツースリーなら最高ですね」と語っていた。

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