2019年競輪優秀選手表彰式典
2019年優秀選手表式典が都内ホテルにて執り行われた。
1年間の総合成績が審査され、2019年の表彰選手は下記に決定した。
2019年の競輪界は若手の台頭により世代交代の機運が高まる中、グランプリは佐藤慎太郎選手がベテランの存在感を見せるなど、各世代の奮闘により大きな盛り上がりを見せた。また、国際大会ではナショナルチームがメダルラッシュの活躍。いよいよ目前に迫ってきた東京五輪に向けて、期待は高まる一方である。
【最優秀選手賞】
初受賞/佐藤慎太郎(SS・福島78期・43歳)
☆KEIRINグランプリ2019優勝
☆年間総取得金額第1位(1億8,873万3,400円)
この度は2019年最優秀選手賞に選出していただき、大変、光栄です。
これからも全力で精進して参ります。
本日はありがとうございました。
【優秀選手賞】
初受賞/中川誠一郎(SS・熊本85期・40歳)
☆G1第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪優勝
☆G1第70回高松宮記念杯競輪
2回目/脇本雄太(SS・福井94期・30歳)
☆G1第73回日本選手権競輪優勝
☆G2ウィナーズカップ優勝
脇本選手は世界選手権への代表合宿のため、式典は欠席。
初受賞/松浦悠士(SS・広島98期・29歳)
☆G1第61回朝日新聞社杯競輪祭優勝
【優秀新人選手賞】
松本貴治(S1・愛媛111期・26歳)
☆G2ヤンググランプリ2019優勝
【特別敢闘選手賞】
2回目/清水裕友(SS・山口105期・25歳)
☆GP・G1で優出した選手の中から審査され、年間を通して、お客様の記憶に強く残るような敢闘精神溢れる競走を評価。
【国際賞】
3回目/新田祐大(SS・福島90期・33歳)
☆2019UCIトラック世界選手権ポーランド・プルシェクフ大会
男子ケイリン銀メダル
3回目/河端朋之(S1・岡山95期・34歳)
☆2019UCIトラック競技ワールドカップ第6戦香港大会
男子ケイリン銀メダル
初受賞/雨谷一樹(S2・栃木96期・30歳)
☆2018-2019UCIトラック競技ワールドカップ第6戦香港大会
チームスプリント銀メダル
初受賞/深谷知広(S1・愛知96期・30歳)
☆2019-2020UCIトラック競技ワールドカップ第4戦ニュージーランド・ケンブリッジ大会
男子スプリント銀メダル
初受賞/松井宏佑(S1・神奈川113期・27歳)
☆ワールドカップ第1戦ベラルーシ・ミンクス大会
男子ケイリン銅メダル
初受賞/橋本英也(A2・岐阜113期・26歳)
☆2019-2020UCIトラック競技ワールドカップ第5戦オーストラリア・ブリスベン大会
男子オムニアム銅メダル
*新田選手、河端選手、雨谷選手、深谷選手は世界選手権への代表合宿のため、式典は欠席。
【ガールズ最優秀選手賞】
2回目/児玉碧衣(L1・福岡108期・24歳)
☆ガールズグランプリ2019 優勝
☆ガールズケイリンコレクション2019松戸ステージ 優勝
☆年間総取得金額第1位(2,340万3,000円)
最高の評価をしていただき、ありがとうございます。
最優秀選手賞の名に恥じぬよう、今年も頑張りたいと思います。
【ガールズ優秀選手賞】
初受賞/小林優香(L1・福岡106期・26歳)
☆ガールズケイリンコレクション2019大垣ステージ優勝
*小林選手は世界選手権への代表合宿のため、式典は欠席。
2回目/石井寛子(L1・東京104期・34歳)
☆ガールズケイリンコレクション2019名古屋ステージ ガールズドリームレース優勝
【国際賞】
2回目/小林優香(L1・福岡108期・26歳)
☆2019-2020UCIトラック競技ワールドカップ第3戦香港大会
女子ケイリン銅メダル
初受賞/太田りゆ(L1・埼玉112期・25歳)
☆2018-2019UCIトラック競技ワールドカップ第6戦香港大会
女子ケイリン銀メダル
※小林選手、太田選手は世界選手権への代表合宿のため、式典は欠席。
【特別功労賞】
初受賞/山賀雅仁(S1・千葉87期・37歳)
2019年9月9日に上陸、首都圏に記録的な被害をもたらした大型台風15号の影響で復旧の目処が立たずに停電が続く千葉県内において。停電となった地域のガソリンスタンドで、自転車式ポンプを使用し、被災者の給油を支援したことにより特別功労賞選手に決定された。
- 山賀雅仁選手一人で150台分1800Lを給油
台風15号の影響により、直撃から3日目の11日でも大規模な停電や断水が続いていた千葉県で山賀雅仁選手が停電中のガソリンスタンドを手伝っていたことが話題に!
競輪のトップレーサー山賀雅仁(37)=千葉、87期=が11日、台風15号の影響で停電が続く千葉・君津市内のガソリンスタンドで、足こぎ式の給油機を使って給油作業を手助けした。ペダルをこげば停電時でも給油ができるというもので、午前11時から休憩をはさみながら午後5時まで、約1800リットルを給油した。
ガソリンスタンド「一駒」を家族で経営している山賀の高校の同級生・鈴木一弘さんの依頼を快諾した山賀は、「困っているときは、お互いさまだし、当たり前のことをしただけです」。
鈴木さんは「普通の人は20リットル入れるのに、3分かかりますが、山賀は1分半で入れてくれた。しかも、普通の人は5台入れれば、もう足が動かなくなるんですが、ずっとこいでくれました。連続で50台くらいに給油していたと思います。150台くらい給油してくれて、もう感謝しかありません」と話した。
livedoornewsより引用
今回、特別功労賞に選ばれた山賀雅仁選手の日知の良さが感じられる行動である。
今回の受賞で感極まるシーンもあり、これからの競輪をさらに盛り上げて行って欲しい。
『優秀選手賞を初受賞!』松浦悠士選手(SS・広島98期)
表彰式典は緊張感が凄くあって、レースよりも緊張しました(笑)。
昨年1年間の勝率や連対率であったり、競輪祭での優勝が評価されたんだと思います。
自分の中にも強くなったという自覚がありますし、1年間を通して、シッカリと成長できました。
今年から初のS級S班ですが、見られることが多くなったなと。
今まで以上に魅せるレースをしつつ、シッカリ勝ち切ることが理想ではありますね。
シッカリと、レースをすることを第一に、それで結果もついてくるように。
全日本選抜では、勝ち上がりはシッカリできたと思っています。
でも、最終日は自分が思った以上に消耗した感じがあったので、もうちょっとゴール前まで粘れたら良いなというのはありましたね。
清水裕友選手との連携は今回も警戒はされましたけど、今後はもっと警戒されると思う。
そこをどう巧く攻略していくかですね。
相手がもっと手強くなるとは思いますので、シッカリ考えていきたいです。
チャリ・ロトがスポンサーになってから強くなったので。
これからもチャリ・ロトで車券を購入しながら、僕の姿を見ていただければ嬉しいです!
- 『国際賞を初受賞!』松井宏佑選手(S1・神奈川113期)
もっとレベルを上げていけば、常に上位で戦える選手になれるかなと、思っています。
2月のG1全日本選抜競輪は準決勝までは勝ち上がれました。
次のビッグレースでは決勝を目指して頑張りたいと思います。