開設70周年記念G3周防国府杯争奪戦!!

G1競争とも見紛う豪華な顔ぶれが勢揃い。

加熱するグランプリへのロードを、いち早く抜けるのはいったい誰だ。

防府競輪場を舞台に「開設70周年記念-G3周防国府杯争奪戦」が始まった!

地元が誇る清水裕友選手が、13年ぶりに当地タイトルを奪還してから1年。
昨年の感動が再び防府バンクを包むのか…。

  • 絶対的な主役である清水裕友選手には、前を任せられる宮本隼輔選手や、ベテランの桑原大志選手ら、心強いメンバーが揃っている。
  • 三谷竜生選手と村上博幸選手の近畿S班コンビ。
  • 豪脚の根田空史選手や、エースの郡司浩平、松谷秀幸選手、内藤秀久選手がいる南関勢ら

どんなレースを繰り広げるのか楽しみ!血湧き肉躍る防府競輪の祭典である。

防府競輪場「開設70周年記念-G3周防国府杯争奪戦」スタート!

清水裕友選手は再び地元を歓喜へとなるか

13年ぶりの奇跡の立役者、覇者として地元記念に凱旋する、清水裕友選手が主人公としてシリーズを盛り上げてくれるだろう。

競輪プレス

獲得賞金ランキングは現在第5位。
グランプリも視野に入っているので、本気の走りを期待したい!

ほかにも村上博幸選手(第4位)・郡司浩平選手(第7位)らは賞金の上積みを図りたいと思いますし…。
三谷竜生選手(第18位)・小倉竜二選手(第19位)・原田研太朗選手(第20位)・新山響平選手(第25位)らは、勝負を駆けにくるはずだ

ただ超絶人気を集めていても、流れ次第で逆転はあるのが競輪。

防府競輪場のアクセス・基礎情報

  • クルマでのアクセス
    防府IC下車、約10分
  • 電車でのアクセス
    JR防府駅より徒歩20分
  • 無料バスの運行
    防府駅より7分
  • 駐車場
    1,600台(無料)で駐車可能。

防府温泉競輪場の施設紹介

防府競輪場は1949年に開設された。
地元出身の作家である伊集院静は 「日本一小さな競輪場」と自著に記している。
マスコットキャラクターは『ホープくん』。
記念競輪(GIII)として『周防国府杯争奪戦』が開催されている。

また現役時代はマーク屋としてならした石村正利を称え『石村正利賞』が開催されている。
その他のFI競走には『毛利賞』『山頭火賞』などがあり、中国地区・四国地区で持ち回りの『W・Jカップ』も開催されている。
特別競輪はふるさとダービー、共同通信社杯競輪が開催されたことがある。

入場料 50円
(15歳未満無料)
無料
メインスタンド特別観覧席 300円 200円

※グランプリ時のみ発売
88席
サイクルシアター
特別観覧席
指定A席 500円 400円 68席
指定B席 発売なし 200円 70席

 

防府競輪場のバンク・コース特徴

見なし直線距離 42.5m
センター部路面傾斜 34°41′9″
直線部路面傾斜 4°34′26″
ホーム幅員 10.2m
バック幅員 9.1m
センター幅員 7.4m

一周333mを使用している。
直線はやや短めだがクセの少ないバンクである。
また、競輪場の周囲三方は山(西は天神山)に囲まれており、
立地による風の影響がある。

防府競輪場決まり手

1着決まり手:【逃げ29%】・【擦り39%】・【差し32%】
2着決まり手:【逃げ15%】・【擦り19%】・【差し19%】・【マーク47%】

防府競輪-まとめ-

防府競輪場では、軽くてクセのないバンクで走路改修により、捲りが打ちやすくなったが、新選手宿舎完成に伴い、西風の時はすべて向かい風となる。
競りはインが多少有利。
しかし、好位回りでも差し脚のスピードがないと番手回りでも2着、3着に・・・。
早めの捲りは最終ホームから、2センターから直線は中バンクが伸びるので捲り追込みが有効である。
モーニングレース』として午前9時00分に第1Rを発走する開催が一部で実施されているため、その日1番を防府で行なってミッドナイトまで競輪尽くしと言うのも面白いと思う。
実際に足を運ぶ際には、近くに観光施設も少ないため事前に下調べをして行くことをおすすめする。

 

初日11Rを振り返って

前受けから7番手に下げた原田研太朗はライン重視の走りで打鐘前2コーナーから早めの仕掛け。
最終ホームでライン3人がきれいに出切ると、押し切って上位独占を決めた。
「少し距離が長かったですね。1回中団に入りかけたけど、あそこで休まずに行けたのが良かった。新車は伸びは悪くないんですけど、出だしが重たいかなと思う。セッティングは体調と相談して修正したい」地元の桑原大志(写真)が原田にしっかりと続いてワンツーを決めた。
「(原田が)気持ちが入ったレースをしてくれた。後ろで行けよオーラを出していたら早めにいってくれましたね(笑)。さすがの仕掛けでした。今日(初日)の結果は素直にうれしいですね」

初日12R:番手の松谷秀幸が好展開をモノに

松谷秀幸選手
「郡司はあそこ(打鐘前)行かないと思った。前回(熊本記念in久留米)もそうですけど、展開はいいですね。僕は相性一本なんで、いいスタートが切れました。踏み込んだ感じも悪くない」レースの主導権を握ったのは要所でしっかりと反応した郡司浩平
差されはしたが、別線の反撃を許さず2着となった。
「清水、三谷に切られたがまた態勢が整って、詰まったので反応できた。それが一番いい。反応できたので。調子がいい分、最後まで踏めてたと思う。車番が悪くて後ろからになったけど、そのなかで先手を取れてるし、余裕を持ってレースが見られてるなって感じ」
9番手から巻き返した新山響平に最終ホームでスイッチした吉澤純平は3コーナーから山田英明の内をすくって3着に突っ込んだ。
「反応は新山に切り替えたまでは良かった。新山が止まっちゃったので内行って、また外。そんなに悪くないけど、風切ったわけじゃないんでね。楽しかったですし、別線の機動型がここで行くんだって勉強になりました」

青板バックで前に出た郡司浩平清水裕友三谷竜生の順で叩いたが、立て直して打鐘前から踏み込んだ郡司が最終主導権を握る。
郡司のかかりの前に別線は巻き返せず。
番手の松谷秀幸が好展開をモノにした。