取手競輪開設69周年記念「水戸黄門賞」展望
6月1日〜4日の日程で開催。
優勝争いをリードするのは充実一途の松浦悠士。
地元勢は吉田拓矢、吉澤純平に武田豊樹の強力布陣で他地区の強豪を迎え撃つ。
松浦悠士がV候補。
今年は2月別府の全日本選抜でG1初優出。
3月大垣のウィナーズカップでは連続Vを果たした。
先行から追い込みまで何でもできるオールラウンダーとして、完成の域に達している。
今シリーズは変幻自在の立ち回りで混戦を断ち切る。
岩津裕介は今年に入って落車、失格が続いて流れが悪かったが、ようやく上向いてきた。連係実績豊富な松浦をアシストして、きっちり決めるだろう。
地元勢の最強の布陣
地元勢は武田豊樹を主軸に総力を結集。
7年ぶり4度目の地元記念制覇もあるか。
吉澤純平は2月全日本選抜で決勝3着と好走。タイトル奪取も視界に入ってきた。ここは師匠の武田の前で全力を出し切る。調子を上げていた吉田拓矢は5月松戸ダービーで落車が唯一の気がかりである。
村上博幸は今年に入って記念2V。戦歴は安定している。
スピード競輪に対応すべく、タテ脚を磨いた成果がしっかり出ている。最近は番手戦も増えてきたが、機動力に陰りはない。
南関勢は和田健太郎、小原太樹の2人が競走得点110点を超えが猛威を振るいそうである。和田は自力勝負を交えた走りで奮闘している。
小原は鋭い決め脚を武器に安定した戦いぶりで好評である。
水戸黄門賞 過去優勝者データ
過去 予想情報 レース名 優勝者
- 2018年 山崎 賢人
山崎 賢人
生年月日1992年12月17日
身長175cm
体重77kg
登録地長崎県
期別111期 - 2017年 吉澤 純平
吉澤 純平
生年月日1985年03月16日
身長169cm
体重74kg
登録地茨城県
期別101期 - 2015年 渡邉 一成
渡邉 一成
生年月日1983年08月12日
身長176cm
体重80kg
登録地福島県
期別111期 - 2014年 伊藤 保文
伊藤 保文 (引退)
生年月日1972年03月30日
身長176cm
体重80kg
登録地京都府
期別71期 - 2013年 長塚 智広
長塚 智広
生年月日1978年11月28日
身長181cm
体重92kg
登録地京都府
期別81期 - 2012年 武田 豊樹
武田 豊樹
生年月日1974年01月29日
身長177cm
体重90kg
登録地京都府
期別88期
取手競輪場:詳細情報
取手競輪場は、かつては取手競馬場として競馬の開催を行っていたが、昭和20年代の競輪ブームで競馬の開催が不調になったため、競輪場に変更したものである。
特別競輪は、共同通信社杯競輪、東王座戦、共同通信社杯競輪秋本番、
2017年に初めてのGI競走となる全日本選抜競輪をそれぞれ開催した。
記念競輪 (GIII) の名称は『取手銀輪王座争奪戦』であったが、2006年より『水戸黄門賞』の名称で開催されている。
これにちなんで、開催2日目のシード優秀競走は「助さん格さん賞」の名称で行われる。
取手競輪場の決まり手
1着決まり手:【逃げ25%】・【擦り35%】・【差し40%】
2着決まり手:【逃げ13%】・【擦り16%】・【差し30%】・【マーク41%】
入場料 | 一般入場料無料 第1特別観覧席(第3コーナー側) 3階指定席(57席) 1,500円(場外時500円) 2階指定席(96席) 1,000円(場外時300円) メインスタンド特別観覧席 3階指定席(448席、うち車イス席4席) 500円(場外時無料) |
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取手競輪場のイベント・マスコット
取手競輪場のマスコットキャラクターは、2007年より新キャラクター「砦の森のバンク」が登場しており、メインキャラクターはウサギの「バンク」。
カント・ボス・タンク・チューブ・やまおろし・バンク・チェーン・ジャン・ケンがいる。
取手競輪場のバンク・コース特徴
見なし直線距離 | 54.8m |
センター部路面傾斜 | 31°30′25″ |
直線部路面傾斜 | 2°51′44″ |
ホーム幅員 | 10.0m |
バック幅員 | 10.0m |
センター幅員 | 7.5m |
取手競輪場は、全国で唯一の一周400mのバンク。
直線が短い訳でもなく、カント(走路の傾斜)が然程きつい訳でもないのでクセがない。そのためどの戦法でも戦いやすく、力勝負のレースが多い。
競りは現3 – 4(旧1 – 2)コーナーでは意外とアウト側を走る選手のほうが有利だが、バックストレッチまで縺れれば断然イン側の選手が有利となる。現バック(旧ホーム)側直線には地元選手が知る「秘密の伸びるコース」があり、後方からの強襲を決めると波乱が起きやすかった。
利根川の畔にあるためか、冬場は風が寒さでも強さでも「辛い」と言われており、特に現バック(旧ホーム)では向かい風でバンクが重く感じる選手も多い。
しかし、他の季節では風の影響は少なく、その点では走りやすい。ただし改修により現バック(旧ホーム)側スタンドなどの施設が撤去されているため、その影響を考慮して予想する必要がある。