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いよいよ開幕!!ヤンググランプリ2019年12月29日/KEIRINグランプリ立川競輪

ヤンググランプリ2019展望

次代を担う若手選手の登竜門・ヤンググランプリ2019がKEIRINグランプリシリーズ(立川競輪場)の2日目11Rに実施される。

全員が先行タイプの上に今年は中部を除く各地区からバランスよく選出され、例年以上に激しい戦いが繰り広げられそうだ。
近況の実績から113期の宮本隼輔を中心に推すが、同期・松井宏佑の機動力も強力だ。

昨年2着と惜敗した南潤や先行して見せ場をつくった松本貴治のリベンジにも期待したい

ヤンググランプリ注目トップ3名

松井宏佑選手 神奈川 113期

松井宏佑はナショナルチームでも活躍しており、6月のモスクワGP2019の男子ケイリンで自身初の国際大会出場ながら初優勝と大金星を挙げている。

とにかく強い選手である。

競輪でも昨年11月に113期では一番乗りでS級特別昇級を果たしている期待の大型ルーキーだ。
3月・松山のルーキーチャンピオンレースでは宮本隼輔との捲り合戦で2着に終わったが、3月・福井FIで完全優勝しS級初優勝を達成、4月・小松島FIも完全優勝している。
11月には初出場のワールドカップで銅メダルを獲得、今回もナショナルチームで鍛え上げられた豪脚を見せつけてくれるだろう。

このメンバーの中でも競走得点が断トツの115点越え
勝率も66%とトップ。
小倉競輪祭では一次予選1、一次予選2が良くなかっただけで後は3連続1着。
そして、別府記念優勝とこの勢いでヤンググランプリも優勝を勝ち取ってくるだろう!!

松本貴治選手 愛媛 111期

四国の先行とし四国地区を大きく引っ張っている松本は、競走得点も松井に次ぐ110点と伸ばしている。
2回目となる今回のヤンググランプリではそろそろ結果に拘りたいところである。

一発を狙って仕掛けてほしいレースである。
そうすれば分厚くなってきている四国勢にさらに大きな刺激が入ってくる為、こんな大会では宮本隼輔との連携が気になるところである。

昨年のヤンググランプリで愛媛トリオの先導役を担い、結果は8着だったがきっちり主導権を取りきって見せ場をつくった。
その高い積極性が見事に実を結び、今年5月の高松FIでは打鐘から大ガマシを打ってまんまと逃げ切り待望のS級初優勝を飾っている。

8月・オールスターでは2日目選抜で逃げ切ってGI初勝利、10月・寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGIでは1着2回。
2着1回とビッグレースでもしっかり実績を残している。10月・松山FIでは2度目の勢いに乗っており、今年のヤンググランプリでも大駆けの一発が期待できる。

競輪プレス

この3名の選手の中でもやはり松井宏佑選手がダントツの優勝候補である。

実戦経験を活かす勝負強さを兼ね備えており、ヤンググランプリの優勝を邪魔する人はいないだろう。
グランプリ前日に松井宏佑選手が大いに競輪を盛り上げてくれそうである。

南潤選手 和歌山 111期

今年も2月・宇都宮FIを優勝、3月・小倉では昨年4月・函館以来の2度目のGIIIと冬場は勢いに乗っていたが、その後は優勝から遠ざかっているのがやや気になるところだ。
ここのところちょっと精彩を欠いている南潤だが、何とか踏ん張って、ここで花火を大きく上げてほしい。

直近の広島も初日が悪かっただけで2日目以降は121と成績をまとめてきている。
本来の実力からしたら、トップで活躍をしなければならない選手である。

今年で2回目となるヤンググランプリを勝って2020年にいい流れを持って行きたい南選手である。

南潤は昨年のヤンググランプリでは単騎戦だったが、前へ前への攻めの走りを見せ、最後は捲り追い込んできた太田竜馬に4分の1車輪差で交わされるも準優勝と健闘した。

6月・高松宮記念杯では3走で主導権取り、8月・オールスターでは4走で主導権取りと持ち味の積極性にはまったく陰りはなく、今年も攻めの走りでリベンジを狙っていく。

期待が高まる5名の選手

野口裕史 千葉 111期

野口裕史は陸上競技のハンマー投げの日本王者から競輪界へ転身した異色の経歴の持ち主だ。

プロデビューは34歳と遅かったが、鍛え抜かれた肉体を武器に昨年9月に特別昇級でS級入りを果たしている。
S級での優勝はまだないが、9月・共同通信社杯では4日間先行し、一次予選こそは9着だったが残り3走は1着1回、2着2回の好成績を挙げた。
続く岐阜記念も4日間先行、準決は7着ながら残り3走は見事な逃げ切り、11月・武雄FIは決勝2着と初優勝にあと一歩及ばなかったが、今回も重戦車を思わせる豪快な走りを見せてくれるだろう。

 

森田優弥 埼玉 113期

森田優弥は1月に特別昇級でS級入りを果たしている。

3月・松山のルーキーチャンピオンレースでは打鐘で先行態勢に入るも別線の河合佑弥に叩かれて7着に終わり、その後もなかなか優勝には手が届かなかったが、7月・大垣記念で4日間先行して逃げ切り2回と好成績を挙げると、8月・高知FIでは初日予選こそは捲りだったが、準決、決勝は逃げ切って完全優勝を達成している。

河合佑弥との関東連係があるかどうかは未定だが、今回も陸上競技で鍛えたダッシュ力を発揮しての先行勝負が期待できそうだ。

藤根俊貴 岩手 113期

藤根俊貴は競輪学校(現・養成所)の卒業記念レースを制した逸材だ。

今年2月には防府、取手、西武園のA級戦で3場所連続完全優勝を決め、113期では5人目となるS級特別昇級を果たした。
3月・松山ルーキーチャンピオンレースでは勝負どころで内に詰まる苦しい展開となり4着に終わったが、3月・松阪では最終ホーム7番手からの大捲りを決めてS級初優勝、113期では一番乗りのS級優勝となった。
6月・京都向日町FIも優勝と順調で、単騎戦になりそうな今回も持ち味のダッシュ力を活かした走りで存在感を示してくれるだろう。

河合佑弥 東京 113期

河合佑弥は日大野球部出身で、1月・小倉で3場所連続完全優勝してS級へ特別昇級している。
3月・松山のルーキーチャンピオンレースでは9着だったが、最終ホームで森田優弥を叩いて主導権を取りきっている。
4月・和歌山FIでデビュー以来初の落車を経験したが、1場所休場して臨んだ5月・前橋FIの決勝では先手ラインを捌いて番手を奪取、番手捲りを打ってS級初優勝達成と自転車経験は浅いながらも器用なところを見せた。そして10月・広島FIで持ち味の地脚を活かした逃走劇で2度目の優勝と着実に成長を続けている。

上田尭弥 熊本 113期

上田尭弥は3月・久留米で3場所連続完全優勝を達成してS級へ特別昇級している。

FIでも勝ち上がり戦では持ち前の先行力で切り抜けて着実に決勝進出を果たしているが、決勝ではなかなか思うように仕掛けさせてもらえずS級での優勝はまだない。
さらなるダッシュ力の強化を図り、決勝でも自分らしいレースができるようになることが今の課題だ。
それでも8月・小田原記念では4日間主導権を取りきって1着1回、2着1回の好成績、10月・久留米記念では準決進出を果たしており、今回も上田らしい思い切りのいい走りでの好走がありそうだ。

競輪プレス

以上の5名の選手はいずれも実力者揃いである。

誰が優勝してもおかしく無い実力を持っている。
何か一つのきっかけで一気に飛躍する能力を持っている為、今回のヤンググランプリがそのきっかけとなって、2020年躍進する選手が出てくることにも期待したい。