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日本競輪選手養成所第117回選手,第118回選手卒業5月からレースへ参戦

日本競輪選手養成所第117118回卒業記念レース

日本競輪選手養成所の卒業記念レースが23日、静岡県伊豆市の同所で無観客で実施され、117期(男子)は青柳靖起(20)=佐賀、118期(女子)は尾方真生(20)=福岡=が優勝した。男子は91期(2005年)の藤野孝彦(引退)以来となる佐賀勢の卒記チャンピオン、女子は九州勢初の卒記女王が誕生した。

雨が上がり、予選を勝ち進んだ9人が決勝へ進出

1 長田龍挙(静岡)
2 松本秀之介(熊本)
3 青野将大(神奈川)
4 成清龍之介(千葉)
5 松岡辰泰(熊本)
6 青柳靖起(佐賀)
7 小笠原光(岩手)
8 阿部将大(大分)
9 山口挙矢(岐阜)

号砲と共に勢いよく飛び出したのは7番車の小笠原光(岩手)先頭から順に小笠原、松岡、青柳、松本、長田、成清、山口、青野、阿部の隊列のままレースは進み、残り2周回へ。先頭指導員が外れると同時に小笠原が先行。続く松岡と青柳。
最終周回を先頭で通過した小笠原だったが、松岡が捲りにかかる。
しかし、山口と青柳が粘り、最終コーナーを抜けた頃には横並びに。

勝負は松岡、山口、青柳、松本の4人の争いとなったが、ゴール直前で伸びを見せた青柳。2回の予選を含め、全ての競走を1着で終えた青柳が、男子卒業記念レースを制した。
2着に松本、3着に長田という順でレースは幕を閉じた。

競争結果

1着 6車番 青柳靖起(佐賀) – 追込 12″0
2着 2車番 松本秀之介(熊本) 1車輪 マーク
3着 1車番 長田龍挙(静岡) 1車身 マーク
4着 9車番 山口挙矢(岐阜
5着 5車番 松岡辰泰(熊本
6着 3車番 青野将大(神奈川)
7着 4車番 成清龍之介(千葉)
8着 8車番 阿部将大(大分)
9着 7車番 小笠原光(岩手)

優勝した青柳靖起選手のインタビュー

決勝戦はどのようにレース運びをしようと考えていましたか?
メンバーを見て、自分より強い選手ばかりだったので、とりあえず前の方で行こうと考えていました。動いて動いて、レースを動かして行こうと。
踏み出したときはいかがでした?
普段の競争訓練から捲りには自信があったので、落ち着いて仕掛けることができました。
師匠の山崎岳志選手とはどういうご関係ですか?
元々は師匠じゃなくて、愛好会の指導員を山崎さんがされていました。試験に合格してから、山崎さんにお願いする形になりました。
この道を志したとき、ご両親はどうおっしゃいましたか?
「自分のやりたいことをやりなさい」と応援してくれました。
1年間の養成所生活はいかがでしたか?
自転車未経験から入ってきて、最後の方では滝澤所長にも指導していただいて、「競輪とは何か」を一から教えていただきました。「負けず嫌い」が自分の持ち味だと思うので、「やるときにはやる」という気持ちでやっています。
第1回、第2回のトーナメントでは決勝に乗れなかったので、今回は強い気持ちで、優勝するという気持ちで臨みました。
7月からはプロとしてデビューします。どのようなレースをファンの方々に見せていきたいですか?
九州を代表する先行選手になるのが僕の目標です。先行でグランプリを獲りたい、瀧澤所長を超えたい、というのが最終的な目標です。
※MoreCadence

 青柳靖起選手は小学3年~高校3年の10年間も野球に打ち込んだ。佐賀県武雄市出身だが、野球のため福岡県北九州市の折尾愛真高に入学。だが「高校の3年間でプロ野球に行く技術はない」と判断。奥野博之監督から「身体能力の高さを評価されて、競輪への道を教わりました」と勧められ、卒業後に競輪選手を目指した。
2018年に日本競輪養成所に入学。
当初はついていくのが精いっぱいだったが「負けず嫌いで、やるときはやる」という性格から徐々に成績を挙げ、卒業記念レースは予選2走とも1着。決勝も強い気持ちで臨み、うまく前団を確保、最終3角3番手からまくり追い込みを決めて、優勝を飾った。
九州を代表する選手になりたい」と目標を掲げている。

女子の決勝は尾方が最終バックからのまくり追い込みで制した。
1番車ながらも、周回中は5番手。前団の動きを冷静に見て、最終バックから一気にスパート。前団をとらえて、九州で初めてとなる、卒業記念女王の座に就いた。
レース後は「得意のまくりを生かせたレースができました」と笑顔。デビューへは「まだ脚力が足りないので、久留米で鍛えてから、5月のルーキーシリーズに出ます」と語っていた。

日本競輪選手養成所第117回選手,第118回選手卒業

3/24、静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所にて、第117回選手候補生(70名)・第118回選手候補生(21名)の卒業式が行われた。
前日の卒業記念レース同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を大幅に縮小。
保護者や来賓の列席なし、選手候補生も講堂の座席で距離を取るなどの措置が取られた。

卒業証書授与、各賞授与、養成所・滝澤正光所長式辞、JKA・笹部俊雄会長訓示
最後は117回・中村翔平(福岡)と118回・保立沙織(神奈川)の両選手候補生自治会長が当時を述べて閉式となった。

例年よりもコンパクト化された卒業式であったが、閉式後は恒例の帽子投げで選手候補生たちのテンションも上がったようだった。
約1年の養成所での生活を振り返り、満面の笑みを浮かべる選手候補生もいれば、涙を拭う選手候補生もいた。

競輪プレス 
卒業した計70名の選手候補生は3月25日付けで選手登録。
今年5月より実施されるルーキーシリーズ(車券対象)でデビューする予定である。

117,118期選手候補生表彰

ゴールデンキャップ

  • 坂本絋規(青森)
  • 青柳靖起(佐賀)
  • 町田太我(広島)
  • 山口拳矢(岐阜)
  • 永塚祐子(神奈川)
  • 尾方真生(福岡)

最優秀学業賞

  • 林敬宏(愛知)
  • 野崎菜美(山口)

最優秀技能賞

  • 長田龍拳(静岡)
  • 永塚祐子(神奈川)

新記録賞

  • 増田夕華(岐阜)
  • 尾方真生(福岡)

新記録賞

  • 中村翔平(福岡)
  • 佐々木眞也(神奈川)
  • 保立沙織(神奈川)
  • 西島叶子(熊本)

報奨金賞

  • 117回選手候補生=総勢41名(総額845万円)
    118回選手候補生=総勢12名(総額227万5千円)

特別賞

  • 町田太我(広島)