2021デビュー競輪選手119回生第1回記録会,ゴールデンキャップ獲得者など注目選手まとめ

2020年主な候補生のプロフィール日本競輪選手養成所第119・120回生

特別選抜試験での合格者

  • 窪木一茂さん
    経歴:2016年 ブラジル リオデジャネイロ オリンピック オムニアム 14位

技能試験での主な男子合格者

  • 邊見光輝さん
    経歴:2019年 全国高等学校総合体育大会自転車競技大会 ケイリン 1位
  • 木村皆斗さん
    経歴:2019年 全国高等学校総合体育大会自転車競技大会 スクラッチ 1位
  • 中島詩音さん
    経歴:2018年 全日本都道府県対抗自転車競技大会 ケイリン 1位
  • 山根将太さん
    経歴:2019年 全日本学生選手権トラック自転車競技大会 スプリント 1位

適性試験での主な男子合格者

  • 平柳道彦さん
    経歴: 2019年 ジャパンクラシックベンチプレス選手権大会 ベンチプレス 59kg級 8位
  • 塚本 瑠羽さん
    経歴:2018年 全日本学生柔道体重別選手権大会 柔道73kg級 5位

2021デビュー競輪選手119回生第一回記録会結果

窪木一茂(福島・30歳)
3000m1位 3分42秒27

今回の記録会を振り返っていかがですか?
「全体的にいいタイムが出せたと思いますが、やっぱりゴールデンキャップを狙っていたので、昨日の400mで0.14秒を逃してしまったので、その詰めの甘さを第2回の記録会では絶対に取り戻して、並びに早期卒業の権利を獲得したいです。」
200mが少し不安かなと思っていましたが、そのあたりは?
「そうですね、200mは流れからのスピードはあると思っていたんですけど、400mのスタンディング(助走が短い)からのというところで弱みが出てしまったかなというところです。ですが、本当にあと少しでゴールデンの帽子は獲得できるところにいると思うので、自信にはなりました。」
1000m、3000mはどうですか?
「1kmで1分6秒台は出したいなと思っていたんですけど、力んでしまって。3000mは連日の疲労もありましたし、はじめてというところで力を出し切れなかったというところは悔いが残るのですが、第2回では絶対に記録を塗り替えるような走りをしたいと思います。普段3000mは走り慣れているはずなんですが、やはりピストフレームだったり、風だったりでちょっと影響を受けてしまったんですけど、それらも含めてしっかり調整して絶対に次は出したいと思います。」
養成所生活はどうですか?
「楽しいです。本当に自転車だけに集中できてますし、やっぱり刺激をもらうので、練習とかだとやっぱりハロンとかももちろん1番じゃないですし、筋肉ゴリゴリの選手が多い中でどうやって戦うかっていう、向上心というか、毎日闘志を漲らせることにすごく楽しみを感じています。やっぱり長距離選手だからといって短距離選手に負けたくないですし、今までの経験を使って若い短距離の選手たちに打ち勝ちたいですし、自分は横の動きが得意だと思っているので、デビューしてからもうちょっと横の動きもできるようになったら絶対に上にはいけると思っています。」
卒業したあとも中長距離の競技は続けていく?
「はい。次のオリンピックを見据えて動き続けていきたいです。やっぱりまだ下の世代が育ってきていないので、やれるうちは挑戦し続けていきたいですね。」

山根将太(岡山・22歳)
200m2位 10秒55 400m2位 22秒21 1000m1位 1分6秒27

今回の記録会を振り返っていかがですか?
「200mと400mと1000mで1位を狙っていたんですが、200mと400mは2位だったので、ちょっと悔しいです。(タイム的には)悪くはないと思ったんですけど、自分より速い人がいるということなので、もっと上を目指して頑張りたいと思います。やっぱりやるからには一番を目指したいので。」
3000mは?
「3000mは走る前はそんなに走れないだろうなと思っていて、白帽が獲れたらいいかなというくらいに思っていたんですけど、思いのほか走れて、ゴールデンキャップまで惜しいところまでいったので、ちょっと悔しかったです。」
次の第2回記録会への抱負。
「今回の反省を生かして、第2回はゴールデンキャップを獲れるように頑張ります。」
自転車競技の経験は?
「高校3年間と大学4年間、自転車競技をやっていました。種目は短距離で、スプリント、1kmとかその辺りです。(自己ベストは)200mは9秒892(学連新記録・2019インカレスプリント優勝)で、1000mが1分1秒390(学連新記録・2019インカレ1000m優勝)です。」
養成所での目標は?
「在校成績は3番目くらいに入れたらいいかなと思っています。」
今後始まる競走訓練ではどんなふうに戦っていきたいかなど考えてますか?
「先行して、自分が前でどれだけ生き残れるかというのを試してみたいなと思っています。」
早期卒業は狙っている?
「いや、今のところは考えていないです。200m、400m、1kmでとりあえず1位になって、前回生の方が出した記録を塗り替えたら考えようかなと思っています。」

 

ゴールデンキャップ獲得木村皆斗さん(茨城・18歳)

200m15位 10秒96 400m9位 22秒80 1000m11位 1分7秒95 3000m4位 3分49秒05

ゴールデンキャップを獲った今の心境は?
「やっぱり一番にとても嬉しい。自分が目標にしていたものだったので、それが獲れて嬉しいというのと、あとこのメンバーの中で獲れたということが大きな自信になるとともに、すごく大きなプレッシャーになっているので、そのプレッシャーを力にこれからも頑張っていければと思っています。」
全日本チャンピオンがいますが、それを破ったというのは?
「してやったぞみたいな。口は悪いですけど、そのような気持ちですね。相手が強くて、その中で自分が戦えてっていうのは本当に幸せなことだと思っています。」
次の第2回記録会への抱負。
「まず、今回出したタイムをすべて大幅に更新すること、それが第一の目標で、その次に早期卒業のタイムというものが今の僕にとっては大きな目標なので、そこのタイムに少しでも近づけるような力をつけていきたいと思っています。」
養成所生活での目標は?
「養成所という長い期間の中でひとつ目標にしているのは、当然先行力、プロでデビューした際に先行で誰も後ろから抜けないような、最後の最後まで粘りのある走りができるような、そういう力をつけて走れるような力をつけていきたいです。」
これから始まる競走訓練ではやはり先行主体で?

「そうですね。一にも二にも先行というか、それで尚且つ勝てるという力をつけていかなければならないと思っています。」