競輪コロナ対策!コロナでも開催している競輪選手感染予防対策とは

コロナによる競輪開催中止が相次ぐ

競輪開催中止の競輪場一覧

・防府 (FII) 5月4日(月)~5月6日(水)
・京王閣(FI) 5月4日(月)~5月6日(水)
・福井(FII) 5月4日(月)~5月6日(水)
・静岡 (GI) 第74回日本選手権競輪5月5日(火)~5月10日(日)
・奈良(FII) 5月6日(水)~5月8日(金)
・松山(FII) 5月6日(水)~5月8日(金)
・函館(FII) 5月8日(金)~5月10日(日)
・西武園 (FII) 5月8日(金)~5月10日(日)
・別府(FII) 5月8日(金)~5月10日(日)
・奈良(FII) 5月10日(日)~5月12日(火)
・防府(FII) 5月10日(日)~5月12日(火)
・立川(FII) 5月11日(月)~5月13日(水)
・平塚(FI) 5月11日(月)~5月13日(水)

競輪プレス
第74回日本選手権競輪(GI)が中止になったことは、競輪界にとって大きな打撃である。
歴史のあるレースなだけに注目されており、本当であればGWと重なったことにより多くの観客が会場に詰め寄せていただろう。
緊急事態宣言が5月31日まで伸ばされたことによって、今後も開催中止となるレースは多く出てくるだろう

競輪のコロナ感染予防一覧

  1. 参加当日起床時 ・選手は参加当日の起床時に検温を実施し、37.5度を目安に参加を控える
  2. 競輪場到着時 ・競輪場到着時に検温を実施し、37.5度以上及びかぜ等症状がある選手は管 理棟内に入れること無く隔離(場内救護室等)し、競輪場派遣医師の所見を参 考に参加の可否を判断する
  3. 競輪場到着後 ・マスク着用(アップ、ダウン時を除く)を義務付ける
  4. 参加状況申告時 ・1m~2mの間隔を確保する
  5. 参加受付(帰郷時も同 様) ・床へのマーキング(立ち位置表記)を実施する(概ね10人分1m以上)
  6. 選手控室 ・選手控室に選手が滞留しないよう宿舎居室を積極的に活用する。※フル使用 率の5割減目安 ・競走終了後の選手は極力立ち入らないよう別の待機場所の提供を検討する (会議室、休止中場内施設等)
  7. 検車確定検査 ・床へのマーキング(立ち位置表記)を実施する(概ね10人分1m以上) ・可能な限り検査時間の拡大を図る
  8. 身体検査 ・可能な限り検査時間を拡大し、入室選手は原則3名までとする ・落車発生時の同県選手の入室は原則1名とる
  9. 自由練習 (ローラー練習) ・練習台設置場所を1台おきとする等概ね1m~2mの間隔を空けることとする (投票所施設の有効利用も考慮する)
  10. 開催式 ・原則として選手宿舎にて放送により実施することとし、選手は宿舎居室にて 待機する
  11. 輸送バス ・可能な限り増便するとともに、乗車区分を明確にし、座席間隔を十分に確保 の上、バス内必要か所のアルコール消毒を実施する
  12. 入浴 ・サウナの使用禁止及び分散して入浴するようアナウンスする
  13. 夕食 (朝食・昼食も同様) ・当分の間飲酒は禁止とする ・選手毎(地区毎)に夕食時間を指定する(~30分) ・椅子へのマーキング(✖印)の実施
  14. 選手宿舎(居室) ・可能な限り同部屋選手数を減らす ※可能であれば分宿対応も検討する
  15. 選手宿舎 ・選手が多数集まる場所(喫茶コーナー、談話スペース等)の利用を制限する
  16. マッサージ ・当分の間取り止めとする
  17. 就寝時 ・就寝前検温の実施徹底
  18. 起床時 ・起床時検温の実施徹底
  19. レース前 ・控室の換気徹底(ドア開放等)
  20. レース後 ・レース終了選手の自転車受け取りは出走選手1名につき原則1名とする
  21. 随時 ・時間毎(例:レース毎)に管理施設全般のアルコール消毒を実施する
競輪プレス

このように見るとかなり制限が設けらているのがわかる。

開催中止の会場が多い中でも、いまだに開催している会場ではこのような状況下で選手がレースに望んでいる。

宿舎という性質上、共同のものや団体行動なければいけないことが多いため、コロナ感染予防の為の制限によって選手はいつも以上にストレスを抱える日々となっているだろう。
喫茶コーナー、談話スペースやマッサージなど、息抜きとなるものができないことで故障の原因にもなりかねない状況であると感じた。

[更新],選手宿舎,選手管理,検車場の感染予防

選手宿舎

  1. 宿泊人数は、1部屋につき2人以下とする(現状は1部屋につき4人)。 
  2. 他の部屋への往来を禁止する。
  3. 食事の際は、対面及び密接しないよう食堂の座席を間引き、併せて、密集・密接しないよ う注意喚起を行う。また、夕食時間については、地区単位で時間差を設けるなどの措置を講 じる。
  4. 食堂スタッフは、マスク及び手袋の着用を徹底する。
  5. 選手が食堂で使用するトングは、食堂スタッフが15分おきに交換する。また、トング使 用の際は使い捨ての手袋を着用する。
  6. 食堂スタッフは、配膳を片付ける都度、テーブル等をアルコール消毒する。
  7. 浴場について、サウナの利用を禁止する。また、同時に入浴するのは10名以内を目安と し、多人数で一度に入浴することがないよう張紙等で注意を促す。
  8. ロビーに密集することを禁止し、ロビーを使用する際は原則として2m以上間隔を空ける (張紙)。
  9. 選手の飲酒を禁止する。

選手管理

  1. 通常より余裕を持った日課時限とする(スケジュールの前倒し)。
  2. 前検日に到着した選手は、検車場入口前(屋外)で検温を受けるものとし、37.5℃以上の 発熱が確認された場合は、医師に報告するとともに東食堂で待機させ、間隔を空けて検温を 再実施し 37.5℃以上の場合、検査不合格とし速やかに帰郷させる。
  3. 選手のマスク着用を徹底する(競走中や呼吸の妨げとなるようなウォーミングアップ中を 除く)。選手がマスクを所持していない場合、選手管理から予備のマスクを渡す。
  4. 選手は、開催中毎日、就寝時及び起床時に自室の体温計で体温測定する。
  5. 選手控室については、選手管理室横の控室を○○地区、□□地区が使用し、選手管理棟3 階を△△地区が使用することとし、選手間の間隔を2m以上空ける。
  6. レース終了選手の自転車受け取りは、原則として、出走選手1名につき1名とする。
  7. 選手管理室窓口(選手控室側にも)、開催指導員室、賞典室窓口、選手会売店カウンター、 医務室(選手と看護師の間)及び選手食堂カウンターに透明ビニールシートで間仕切りを設 置し、選手とのやりとりに当たっては、直接選手に触れることのないようにする。また、選 手が医務室に入る際は、選手管理に申し出ることとする。
  8. 各所にアルコール消毒液を設置する
  9. 賞典を受け渡す係員は、マスクに加え手袋を着用する。
  10. 賞典を受け取る選手は、2m以上の間隔を空けて並ぶこととし、領収証への押印は選手自 らが行うこととする。また、参加旅費は個別に受け取ることとする。
  11. 自転車配送受付は検車場入口前(屋外)で行うものとする。
  12. マッサージは取りやめとする。

検車場

  1. 検車場の通路にある防寒対策用ビニールシートは開放する(換気強化のため)。
  2. 検車員と選手の間に、透明ビニールシートで間仕切りを設置する。
  3. 検車の際には、前の選手と2m以上空けて並ぶこととする。
  4. ローラー練習台について、前後を入れ替えることで口向きを変える。
競輪プレス

競輪の性質上、人と人が接触することが多く感染するリスクが高いため、上記のことをしても徹底とはいかないだろう。

同部屋が二人となっている点や、 入浴は10名以内となっている点な対策の限界を感じる内容である。
現状で開催されている会場は全体の1割まで減少している。

緊急事態宣言が5月31日まで伸びたことことにより5月中も現状がつづくと考えられる。
競輪界で感染する人が現れればすぐに全会場で中止となる可能性は高い。