青森G3第11回国際自転車トラック競技支援競輪優勝隅田洋介選手

青森G3(最終日)第11回国際自転車トラック競技支援競輪決勝

1/渡邉晴智選手(S1・静岡73期)
2/朝倉佳弘選手(S1・東京90期)
3/長島大介選手(S1・栃木96期)
4/蒔田英彦選手(S2・千葉93期)
5/山下 渡選手(S2・茨城91期)
6/伊早坂駿一選手(S1・茨城105期)
7/鈴木庸之選手(S1・新潟92期)
8/隅田洋介選手(S2・栃木107期)
9/山賀雅仁選手(S1・千葉87期)

内枠の渡邉と朝倉が飛び出す。
渡邉がSを取って、南関3車の前受けとなる。
1周回する間に隊列は整い、491・72・38・65の四分戦。

青板2センター、まずは最後方の伊早坂が動く。

赤板HS手前、3番手の位置から鈴木も蒔田を抑えにいく。

しかし、すかさず伊早坂が叩く。

そして、伊早坂の主導権で打鐘。

伊早坂の先行で最終HSを通過。
5番手の位置から蒔田が巻き返す。

しかし、蒔田の反撃も及ばず。
最終2コーナーから鈴木が先捲り、8番手から長島も捲りを放つ。

鈴木の主導権で最終BSを通過、栃木2車も猛追。
最終4コーナー、鈴木は踏み直し、粘りを見せる。

だが、最後の直線で外が伸びる青森バンク。
長島の捲りに乗った隅田がゴール線間際で差し切る。
隅田はS級初決勝(F1含む)でG3初制覇。
2着に鈴木、3着には長島が入線した。

隅田は来期(7月1日)、A級に降級。
であるが、8月末日の開催までに特別昇班を果たせば、11月の小倉G1競輪祭の出場権利がある。

優勝/隅田洋介(S2・栃木107期)

9番手でしたけど、あの位置からでも最後は届くって、思っていました。
大介(長島)とは練習仲間でズーッと、一緒に練習していますしね。
S級初制覇は本当に嬉しい……はい、F1でも準決勝4着まで。
でも、自分で風を切っていないんでね(苦笑)。
リフレッシュと言うか、自在に動けたことは自信にはなるんですけど。
まだ追い込み選手ではないんで、やっぱり、自力で優勝したかった気持ちも強い。
今度は大介の前でやりたいです。来期からA級に落ちてしまいますが。
せっかく競輪祭の出場権利を得たので、どうにか特別昇班で8月までにS級へ戻ってきたい。
  • 趣味:ゴルフ
  • 特技:ゴルフ
  • 休日の過ごし方:体のケア
  • 今後の目標:先行で上を目指す

S級準決勝では鈴木庸之が復帰後初1着で16万車券

<青森競輪場:国際自転車トラック競技支援>◇G3◇12R S級準決勝◇13日

高橋陽介、佐藤和也の地元・青森ラインに人気が集まった最後の準決勝。打鐘が鳴り、藤根俊貴(岩手)が仕掛けるも蒔田英彦(千葉)がブロックして失速。藤根のマークについていた人気の高橋陽介(青森)がトリッキーな動きで蒔田まであと一歩のところまで追い上げるも、混戦の間隙を尽き鈴木庸之(新潟)が差し切って、決勝の切符をもぎ取った。

昨年2月、腰のヘルニアが悪化したことで長期欠場を余儀なくされた鈴木。昨年12月に復活するも1着なしの状態が続き人気薄になっていたこともあり、2車単は37番人気の3-8。1万3860円。3連単は289番人気の3-8-6。16万1230円とド派手な配当となった。

見事混戦を制した鈴木は、「ゴール前、空くかなと思っていたので(展開を)待っていました。去年290日休んだので、(今年は)1/3しか休んでいないので(開催自粛になったことは)問題ないですね。(怪我が治って)歩けるようになってまだ7カ月ですし。来る前の練習でだいたい10秒台が出ていたので調子は良くなっているなと思っていた。復帰してまだ1着取れていなくて、とにかく1着を取りたかったので良かった。優勝だけ狙って頑張ります」。完全復帰で優勝を手にできるか。