[史上初の早期卒業]菊池岳仁選手の戦績,プロフィールまとめ。スピードスケートから自転車競技に転向

[史上初の早期卒業]菊池岳仁選手のプロフィール

・生年月日 平成12年6月7日
・年齢 19才
・府県 長野県
・最終学歴 長野県立 岡谷南高等学校卒業
・主な運動歴
高校 スピードスケート
全国高等学校総合体育大会 1kmタイムトライアル 7位
2018年 福井国民体育大会 1kmタイムトライアル 4位
記録会 200mFD 400mFD 1000mTT 3000mTT
ゴールデンキャップ基準 11″20以内 23″00以内 1’08″00以内 3’49″50以内
第1回(入所直後期) 11″09 22″80 1’07″44 3’47″92
第2回(中間期) 10″56 21″88 1’04″05 3’39″43
  • 「競争訓練では常に先行し、他の候補生を力で圧倒」
  • 「第1回トーナメントの決勝では、最終周回前回の第2コーナーからかまし先行で力勝負を行い、惜しくもゴール前で差されたものの、強烈なインパクトを残す」と評価される。
    400mFDと1000mTTで養成所記録を更新。

寺﨑浩平候補生と同じく、現役のナショナルチーム所属選手(脇本雄太新田祐大深谷知広選手)の在籍時よりも好タイムを記録している。

加速力とスピード持久力を兼ね備えており、自転車競技歴は浅いものの、ナショナルBチーム入りを果たしている。

菊池岳仁選手「絶対に勝てないと思わせるような走りを」

自転車競技歴も浅く慣れないことばかりでしたが、多くの方に応援していただいたことに感謝しております。私は長い距離を逃げ切り先行で勝つことを得意としており、お客様には私の持ち味である先行力を認めてもらえるよう頑張りたいと思っています。
長い距離を踏んだ後の踏み直しなど「最後の一歩・あとひと伸び」が課題だと感じているので、その点を重点的に練習してデビューしたいと思います。
デビュー戦では、先行で他の選手を寄せ付けない、絶対に勝てないと思わせるような走りをして1着を勝ち取りたいです。
応援よろしくお願いします。

と語っている。

競輪プレス
入所直後期(5月)中間期(9月)の両方で、ゴールデンキャップを獲得していた、菊池岳仁選手は順当に早期卒業を手にしたようであった。元々は高校時代にスピードスケートを行っていた事でブレない体幹と脚力が養われたのだと考えられる。

菊池岳仁選手のプライベート

菊池岳仁選手の伊豆での一人暮らし

普段はナショナルチームで練習しているので、(その拠点である)伊豆で今年から一人暮らしを始めました。
休みの日はテレビを見ながらゴロゴロしたり、自転車を整備したり、家でゆっくりしていることが多いです。ネットで調べながら自炊もしています。
バランスを考えて作ったりして、「意外と楽しいな」って思いながらやっています(笑)寺崎さん(一緒に早期卒業した同期・寺崎浩平選手)と午前中の練習終わりに、丸亀製麺へ昼食を食べに行ったりもします!

好きなアーティストは湘南乃風

中学生の頃から湘南乃風が好きで聴いています。
友達に勧められてハマりました。
好きな曲は、「黄金魂」や、「STAY GOLD」です。ウォーミングアップの時にはいつも聴いています。
気持ちが高まります!

笑顔がステキな女性がタイプ

見た目は…そんなにこだわりないかなぁ~?
笑顔がステキで、明るくて優しい感じの人が理想です。
側にいて支えてくれると、すごくありがたいです。休みの日は家で一緒にゴロゴロしていたいです(笑)
ただ一緒にいるだけで楽しいような、空気感が合う人がいいなぁって思います!

すぐに才能を開花

小さい頃から、近所で練習していた競輪選手の姿に憧れていて、競輪選手になるのが夢でした。
小学校1年生からスピードスケートをやっていましたが、高校3年生になってから自転車競技へ本格的に転向しました。
その年のインターハイや国体に出場して、高校卒業後に日本競輪選手養成所へ入所しました。

菊池岳仁選手のデビュー後の成績

日本競輪選手養成所117期を早期卒業してからは、怒涛のデビューから12連勝していた菊池岳仁選手。
早期卒業の制度には賛否もあるが、そういうプレッシャーをものともせずに、そういう声がある上で結果ではね返さそうと考えている。
弱冠19歳の両足には、他の新人にはない余分な足かせがついているとも言える。

13連勝目をかけたレース!

予選は難なく勝ち上がったものの、準決勝にドラマが待っていた。
番手を回る小林圭介は、今期6場所でV4回の猛者、「忖度はしません。チャンスが来たら思い切り踏みます」。この小林の言葉は現実となった。
決勝で連勝を止めてやろうと意気込んでいた鶴良生と奥村諭志は、引き揚げてくる菊池を複雑な表情で見つめていました。
ライバル意識をむき出しにしながらも、リスペクトする気持ちのこもっていた。

負けてニュースになるのは大物の証しですが、初めての敗戦のコメント取りや、うなだれる写真を撮る行為は、とても心苦しくもあった。
しかし、菊池君はクールダウンの後「明日はしっかり勝って、また次の場所から9連勝を狙います」と、すぐに気持ちを切り替えていた。
そして決勝。鬼神と化したスーパールーキーは、周囲の同情や申し訳ないと思った気持ちを後悔させるような、圧倒的な勝ち方で5場所連続の優勝をさらっている。

  • 級班の履歴情報
    A級2班 特昇 2020/02/10
    A級3班    2019/12/23

菊池岳仁選手の師匠等々力久就選手

  • 等々力久就選手
    等々力 公英(父49期・引退)細井 成一(伯父55期・引退)
  • 練習仲間
    小峰  烈 (長野・98期)
    藤本 龍也 (長野・98期)
    前島 恭平 (長野・98期)
    伊藤 大理 (長野・85期)
    柿澤 大貴 (長野・97期)

出場予定レース

  • 玉野競輪 F2 日本トーター賞 05/05~05/07
  • 青森競輪 F2 モーニング7CTC杯 05/22~05/24

菊池岳仁選手の今後の目標自分の競走ができるようになりたい

デビュー戦(岐阜FⅡ:1月19日〜21日)は、すごく緊張しました…。
でも、初めて話す先輩選手からも「頑張れよ」って声をかけていただいたりして、うれしかったです。
反響が大きくてうれしい反面、「ちゃんと頑張らなきゃ」って、身の引き締まる思いでした。

菊池選手はデビューから9連勝し、2020年2月10日にA級2班に昇班。14連勝がかかった、伊東温泉での準決勝(2020年3月9日)で負けてしまった。
「自分の力をちゃんと使い切って、良い競走をしないと勝てない」と教訓になった。
レースでは毎回、「自分の競走ができるように」と強く思って臨んでいる。
自分の強みである“先行”を武器に、勝ちきれる選手になれるように頑張っていきたいと語っていた。

ナショナルチームで練習できていることも、すごく刺激になっており、ひとつ上の期(115期)の高橋晋也さんなど、強い先輩たちから競走のアドバイスをもらったりもしているようである。
一緒の舞台で走れるよう早くS級に上がることがいまの目標となっている。