ルール改正されたミッドナイト競輪‼得点順番組は成功なのか?

ルール改正されたミッドナイト競輪‼得点順番組は成功なのか?

ミッドナイト競輪

ライターのJEY
ミッドナイト競輪では10月から来年3月まで、競走得点上位順に1番車から選手を並べる番組編成を試行実施しています。その件については過去に記事を書いたのでそちらをご参照ください!!今回は変更になったルールによりどんな影響があるのか調査してみたのでご覧ください!

1番車が圧倒的有利

◆2020年10月開催ミッドナイト車番別成績◆
車番
一着回数 229 84 58 40 27 14 9
勝率(%) 49.9 18.3 12.6 8.7 5.9 3 2
10月開催のミッドナイト全459レースは、49.9%で1番車が勝っていた。2番車の18.3%と比べても圧倒的。以下車番ごとに勝率は下がり、7番車はわずか2%。7車立てでラインが短くなる上に、点数上位が内枠に入ることで、明確に有利不利の差が出ているのが分かる。
注意して欲しいのがガールズはまた違った結果になりました。
ガールズだけは1番車の61%に次いで、2番車と4番車が同率で17%だった。ガールズは「個人戦」のため、展開に対応しやすい中団が取れる車番は悪くないようです。

コロナ過でも好調。ミッドナイト競輪

走っている選手はどう感じているのか?

走っている選手はどう感じているか。1~3番車が1つのラインとなったレースで当該選手が「最高の番組」と喜んだように、点数上位者は内枠を歓迎する。
若手機動型選手は「1番車だし突っ張れば決まる」とシンプルなレースで勝っていた。逆に点数下位の機動型は「(外枠で)車番が悪い」と恨み節。ある番組編成担当は「弱い者いじめみたい」と苦笑するほどだ。
男子の7車立ては、前受けの組み立てが有利だ。外枠で前を取りにいく、あるいは、後ろ攻めで前を押さえるにも脚力ロスもある。いくら強い機動型を後方に置いても、7車と人数が少ないためメリットも小さい。
枠順での有利不利は、戦う選手のモチベーションにも作用している。
ライターのJEY
明らかに不利になる枠に試合前から入る事が知らさせれる選手にとって、モチベーションが上がらないのも事実でしょう。

ミッドナイト競輪についてのアンケート

引用:※ニッカンスポーツ

midnight

元に戻してほしい・・・53.9%
わかりやすくなった・・・26.3%
変わらない・・・18.4%
知らなかった・・・1.3%
チャレンジ・・・39.5%
ガールズ・・・31.6%
1、2班・・・28.9%
時間帯が良い・・・50%
ネットで買えて便利・・・34%
配当が安い・・・26%
当たりやすい・・・24%
わかりやすい・・・12%
買わない・・・4%
配当がいい・・・1%
JKAは「分かりやすい」「当てやすい」をコンセプトに、競走得点順の番組を試行している。今回の試みについては「知っている」という回答が全体の96%。施策はほぼ認知されていた。ただし「分かりやすくなった」は26・3%にとどまり、競走得点順の番組に否定的な「元に戻してほしい」は、その倍となる53・9%にも上った。必ずしも意図した通りには受け取られていないようだ。
アンケート回答者は30~40代が59・2%を占め、ミッドナイト購入については「時間帯がいい」「ネットで買えて便利」の声が多かった。働き盛り世代の競輪ファンが、仕事を終え、ひと息つける時間帯に、競輪を楽しんでいる全体像が読み取れる。
ミッドナイトでよく買うレースは「チャレンジ」が約4割、次いで「ガールズ」が3割を占めた。ミッドだけにこだわらず「好きなレース」を聞いたところ、4割が「ビッグレース」と回答し、車立ても約5割が「9車立てがいい」というファンが多かった。それでも深夜は、チャレンジやガールズのような力の差があるレース、つまり、今回の試行にかかわらず「当てやすい」レースが好まれているといえる。
ミッドでは「配当が安い」という回答の多さも見逃せない。展開推理を読み解くのは競輪の1つの醍醐味(だいごみ)。約半数の「元に戻してほしい」の声には、さらに堅くするのではなく、車番のあやによる“波乱要素”つまり配当面への期待もみて取れる。
回答者全体の64%は、ミッドナイト競輪を「おもしろい」と評価している。競輪界最高のヒットともいえる「深夜の激闘」。今回の試行を「分かりやすくなった」と歓迎する声も26%あるように、新規ファン獲得には「明快さ」も必要だが、画一的な車番編成番組は改良の余地がある。
ライターのJEY
10月から施工された競走得点順による番組ですが、アンケートを見る限り50%以上の人が元に戻して欲しいと感じているそうです。反面当てやすくなったとの声も少数ながらあります。選手の視線から言うと試合前からモチベ―ションが上がらないと言う声も見受けられました。今後も競輪プレスはミッドナイト競輪を注視していきます!!