東京オリンピックトラック競技で出場選手決定!!脇本雄太,新田祐大,小林優香選手など

2020年6月4日(木)、2021年の7月から開催予定となっている東京オリンピックの自転車トラック競技、日本代表選手発表記者会見がオンラインにて行われ、オリンピックでの戦いに挑む選手たちが遂に発表された。

東京オリンピック自転車トラック競技:出場枠

オリンピックに出場するのは誰になったのか。
以下、

日本がトラック競技で出場枠を獲得していた種目

  • 男子ケイリン・男子スプリント 2枠
    備考:それぞれの種目に2人が出場できるが、同じ選手がケイリンとスプリント両方に出場しなければならない
  • 女子ケイリン・女子スプリント 1枠
    備考:それぞれの種目に1人出場できるが、同じ選手がケイリンとスプリント両方に出場しなければならない
  • 男子オムニアム 1枠
    備考:出場選手は1人
  • 女子マディソン 1枠
    備考:2人1組で行う種目のため、出場選手は2人
  • 女子オムニアム 1枠
    備考:出場選手は1人

男子ケイリン・スプリント脇本雄太選手:東京オリンピック自転車トラック競技

男子ケイリン・スプリント脇本雄太選手:東京オリンピック自転車トラック競技

「前回の2016年リオデジャネイロ・オリンピックの際もケイリンで出場しましたが、自分としては情けない成績でした。今回は金メダルを取りたいという気持ちを胸に頑張ります」

  • 2019-20シーズンの成績
    世界選手権 ケイリン 銀メダル
  • その他の成績
    アジア選手権2020 ケイリン 金メダル
    アジア選手権2020 スプリント 銀メダル
    アジア選手権2019 ケイリン 金メダル
    2018-19 ワールドカップ第1戦 ケイリン 金メダル
    2017-18 ワールドカップ第4戦 ケイリン 金メダル

前回の2016年リオデジャネイロ・オリンピックの際もケイリンで出場しましたが、自分としては情けない成績となりました。

東京オリンピックでは金メダルを取りたいという気持ちを胸に、頑張ります。

オリンピックの中止も考えられたので落ち込んだ時期もありましたが、延期となって今はポジティブな気持ちでいます。モチベーションが下がることもありましたが、そこから立ち直るきっかけになったのはブノワコーチの一言です。
2月末の世界選手権では金メダルに届かず、銀メダルとなりましたが「(東京オリンピックで金メダルを獲るために)半年じゃ間に合わなかったかもしれないが、1年なら間に合う」と、1年間の猶予をポジティブに受け止めることができるようになりました。他の選手に比べ最大パワーが劣るので、ここからの1年はそこを最優先で強化していきたいと思っています。加えて長所であるスピード持久力を落とさないよう、練習に取り組んでいきます。

オリンピックの東京開催が決まった時から、出たいという想いは強かったです。自分の人生の中で東京オリンピックに巡り会えたことは、とても恵まれていると思いますし、懸けられた期待も大きい。しっかり応えていきたいと思っています。

地元・福井の方々には前回のリオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを持ち帰りたかったのですが、それが叶いませんでした。今度こそメダルを持って帰り、恩返しをしたいと思っています。
また、2011年に他界してしまった母と、メダルを喜び合うという目標が僕にはありました。約束は叶いませんでしたが、違う形で実現できるよう、オリンピックに向けて頑張っていきたいと思います。

男子ケイリン・スプリント新田祐大選手:東京オリンピック自転車トラック競技

男子ケイリン・スプリント脇本雄太選手:東京オリンピック自転車トラック競技

「東京オリンピックの金メダルだけを目指してやってきました。それを獲得できるよう、日々のトレーニングに尽力していきたいと思います」

  • 2019-20シーズンの成績
    ワールドカップ第5戦 チームスプリント 金メダル
    ワールドカップ第4戦 スプリント 銅メダル
    ワールドカップ第4戦 チームスプリント 金メダル
  • その他の成績
    2019年 世界選手権 ケイリン 銀メダル
    2018-19 ワールドカップ第5戦 ケイリン 銅メダル
延期が確定したことで、気持ち的にはオリンピック金メダル獲得のための、成長の1年ができたと思っています。
これからの1年は僕の持ち味である「爆発的な瞬発力」をもっと高めていきたいと思っています。そしてスピード持久力や耐乳酸力をさらに強化していきたいです。東京オリンピックという大きな舞台で、日本発祥の競技であるケイリンの代表に選出されたことは僕の誇りです。僕の師匠である班目秀雄さんも前回大会の東京オリンピックに出場していたので、東京オリンピックには熱い想いをかけてきています。
オリンピックの金メダルだけを目指してやってきました。それを獲得できるように日々のトレーニングに尽力していきたいと思います。

女子ケイリン・スプリント小林優香選手:東京オリンピック自転車トラック競技

女子ケイリン・スプリント小林優香選手:東京オリンピック自転車トラック競技

「1年延期となった時には残念な気持ちもありましたが、今は『もう1年準備できる』という気持ちです。コーチにも助けられながら、しっかり準備していきます」

  • 2019-20シーズンの成績
    ワールドカップ第3戦 ケイリン 銅メダル
  • その他の成績
    アジア選手権2020 ケイリン 銀メダル
    アジア選手権2020 スプリント 銅メダル
    アジア選手権2019 ケイリン 金メダル
    2018-2019 ワールドカップ第3戦 ケイリン 銅メダル

男子オムニアム橋本英也選手:東京オリンピック自転車トラック競技

「オリンピック代表として選出され、非常に光栄に思っております。延期となった1年でメダルを取れるように成長します」

※明日6月5日(金)から開催される福井競輪(FⅡ)に参加のため、橋本選手は福井競輪場からの中継となった。

  • 【2019-20シーズンの成績】
    ワールドカップ第5戦 男子オムニアム 銅メダル
  • 【その他の成績】
    アジア選手権2020 オムニアム 金メダル
    アジア選手権2019 オムニアム 金メダル
    アジア選手権2018 オムニアム 金メダル
    2017-18 ワールドカップ第4戦 銀メダル

女子オムニアム梶原悠未選手:東京オリンピック自転車トラック競技

「自粛期間中もたくさんの方々にご協力いただき、自宅・自宅近隣でトレーニングを継続できました。女子オムニアムでは必ず金メダルを取れるよう、有言実行を胸に頑張っていきます」

  • 【2019-20シーズンの成績】
    世界選手権 オムニアム 金メダル
    ワールドカップ第4戦 オムニアム 金メダル
    ワールドカップ第3戦 オムニアム 金メダル
  • 【その他の成績】
    2017~2020(4大会連続)アジア選手権 オムニアム 金メダル
    2018-19 ワールドカップ第5戦 銅メダル
    2017-18 ワールドカップ第4戦 金メダル
    2017-18 ワールドカップ第3戦 金メダル

女子マディソン梶原悠未選手/中村妃智選手:東京オリンピック自転車トラック競技

「夢の舞台に立つチケットを手に入れました。メダル獲得を目標に、オリンピックという一大イベントの盛り上げ役の一翼を担えるよう、頑張ります」

競輪プレス
発表は現時点では内定発表となり、このあと日本オリンピック委員会(JOC)の承認を経て正式決定となるようだ。