脇本雄太特集「先行日本一の男」‼

脇本雄太特集「先行日本一の男」‼

ライターのJEY
先週2年ぶり2度目の寛仁親王牌Vを決めた脇本雄太。現時点で今一番強い男は彼だろう。これでG1制覇は通算5度目となった。とにかく強さが際立った脇本雄太を今一度見てみよう!!
脇本雄太特集

脇本雄太プロフィール

名前 脇本雄太(わきもと ゆうた)
生年月日 1989年3月21日
血液型 A型
出身地 福井県
身長 180cm
体重 82kg
太もも 60cm
背筋 169kg
肺活量 5900cc
期別 94期
今期得点 120.78
ニックネーム ワッキー
好きな食べ物 フルーツ全般、グミ
嫌いな食べ物 パクチー
高校スポーツ歴 自転車

JKA表彰歴

優秀選手賞(2018年~2019年)
特別賞(2012年)
国際賞(2017年~2018年)
ベストナイン(2012年~2014年、2019年)
ライターのJEY
身長は180センチと高め!!
5人兄弟で、9歳年下の弟・脇本勇希も競輪選手なんですね!

脇本雄太経歴

福井県立科学技術高等学校在学中、2005年と2006年の国体・少年1kmタイムトライアルで優勝し、卒業後は競輪学校に実技試験免除で第94期生として入学。師匠は無し。在校成績11位で卒業し、2008年7月12日にホームバンクの福井競輪場でデビューし初勝利を挙げた。

2009年、全日本自転車競技選手権大会(境川自転車競技場)のチームスプリントで、強化チームの一員として、競輪学校同期の坂本貴史、深谷知広とともに優勝に貢献。同年12月に行われたUCIトラックワールドカップ2009-2010のカリ大会・ケイリンでは5位に入った。

2010年、GI初出場となった寛仁親王牌(前橋競輪場)で決勝に進出。近畿3車で残りあと2周半付近より約2周近く逃げ、村上義弘の番手捲りからマークした同県の先輩である市田佳寿浩のGI初制覇に貢献した。また、同年のヤンググランプリ(立川競輪場)にも出場したが9着となる。

2012年、高松宮記念杯競輪(函館競輪場)では決勝に進出し、残り1周半から積極的に駆け出し2着に粘りこんだ。その後も寛仁親王牌とオールスター競輪で共に決勝7着となったが、年間獲得賞金争いではトップ9に届かず次点となってしまった。

2014年、第34回アジア自転車競技選手権大会・ケイリン(アスタナ) 優勝。第65回高松宮記念杯競輪(宇都宮競輪場)では決勝は4着だった。

2016年、3月のトラック世界選手権ではケイリンで5位入賞。同年のリオデジャネイロオリンピック同種目の代表に選出された。

2017年12月、チリのサンティアゴで行われたティソUCIトラックサイクリングワールドカップ男子ケイリンで優勝した。

競輪ではGIレースで数多く決勝戦に進出するも、タイトルは中々獲れなかった。だが、2018年は5月の日本選手権競輪(平塚競輪場)で3着、翌6月の高松宮記念杯競輪(岸和田競輪場)では最後の直線で三谷竜生に交わされ2着とタイトル獲得まであと一歩と迫り、8月のオールスター競輪(いわき平競輪場)では逃げ切って優勝し、遂に初のタイトル獲得を果たす。なお、GIレース決勝戦はこれが14度目であり、14度目の挑戦での戴冠はグレード制導入後最多であった。さらに、10月の寛仁親王牌でGI連覇を果たした。準決勝では前橋競輪場のバンクレコードタイとなる8秒8も出した。そして同年10月、フランスのパリで行われたティソUCIトラックサイクリングワールドカップ男子ケイリンで、自身大会通算2度目となる優勝をした。ただ、同年末のKEIRINグランプリ2018では打鐘(残り1周半)から積極的に仕掛けて逃げるも最後の直線で末脚を欠いて5着に終わった。

この頃、ブノワ・ベトゥの元で、ナショナルチームの一員として自転車競技にも積極的に参加しており海外のレースに出場することが多く、競輪の出走は少なくなった。2019年も同様にナショナルチームとしての活動・練習に重点を置くため、同じくナショナルチームの一員である新田祐大とともに、S級S班ながら2月の全日本選抜の出場は辞退した。

その後、4月のG2レースのウィナーズカップ(大垣競輪場)で優勝。5月の日本選手権競輪(松戸競輪場)で、大会33年ぶりのオール1着・完全優勝を果たし(G1としても21年ぶり)、G1において3つ目の戴冠となった。オールスター競輪(第62回大会)のファン投票で初めて1位に選ばれた。年末のKEIRINグランプリ2019では先行するも2着。2019年度における異名は『異次元』(の強さという意味)。

2020年6月4日、2021年開催予定の東京オリンピック自転車トラック種目(スプリントとケイリン)で新田祐大とともに男子代表に内定した。そして同月22日、第71回高松宮記念杯競輪(和歌山)において高松宮記念杯競輪としては1997年(第48回)の吉岡稔真以来、23年ぶりのオール1着・完全優勝を成し遂げ、GI4つ目のタイトルを獲得した。2年連続のオールスターファン投票1位。

ライターのJEY
異次元のスピードスター!先行日本一の男!
脇本選手には色んな異名があります!
スピードが落ちない所に強さの秘訣がありますよね!!

寛仁親王牌レース

脇本選手のプライベート

脇本雄太選手公式Twitter

無類のコーヒー好きで、ナショナルチームのメンバーには「コーヒー係」と呼ばれる程みたいです。
遠征時には、やなか珈琲店でコーヒー豆500グラムを購入し、お気に入りの電動ミルとともに持参。ペーパーを使い、丁寧にハンドドリップしてメンバーに配る。
今回の親王牌でも持参してましたね!!

最近は麻雀を学んでる様子です(笑)

■直近4ヶ月成績

1着 2着 3着 着外 棄権 失格 総出走回数 勝率 2連対率 3連対率 ホーム回数 バック回数 競走得点
13回 1回 0回 5回 0回 0回 19回 68.40% 73.60% 73.60% 8回 13回 120.78

■特別競輪優勝歴

競輪名称 開催初日 競輪場 成績
寛仁親王牌競輪 2020/10/15 前 橋 1.4.1.1
高松宮記念杯競輪 2020/6/18 和歌山 1.1.1.1
日本選手権競輪 2019/4/30 松 戸 1.1.1.1
ウィナーズカップ 2019/3/21 大 垣 1.1.2.1
寛仁親王牌競輪 2018/10/5 前 橋 2.2.1.1
オールスター競輪 2018/8/15  平 7.1.1.1
今後は、再びナショナルチームのトレーニングが中心の生活になる。ブノワ・ベトゥヘッドコーチからは「(今大会中は)脇本のレースに圧倒された」と称賛された。だが、厳しいトレーニングによりさらなるパワーアップが期待できる。
「競輪を走れる回数は少ないけど、しっかり自分の走りをアピールして、競輪を盛り上げていきたい。その先に(五輪が)あると思うので」と今後のレースに向け照準も定まっている。
ライターのJEY
まだまだ進化するワッキー!!
競輪選手として、そして日の丸を背負うアスリートとしての決意を改めて口にした男の勢いは止まらない!!競輪プレスはこれからも脇本雄太選手に注目します!!