4連勝の完全Vで地元記念連覇中川誠一郎選手火の国杯争奪戦in久留米G3

4連勝の完全Vで地元記念連覇G3

中川誠一郎が最終バックから番手まくりを決めて優勝
4連勝の完全Vで地元記念連覇を果たした。2着には松浦悠士、3着には門田凌が入った。

中川誠一郎選手の優勝へのレース展開

1/中川誠一郎(S1・熊本85期)
2/浅井康太(SS・三重90期)
3/松浦悠士(S1・広島98期)
4/中本匠栄(S1・熊本97期)
5/柴崎淳(S1・三重91期)
6/門田凌(S2・愛媛111期)
7/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
8/柏野智典(S1・岡山88期)
9/小川真太郎(S1・徳島107期)

四国2車の前受け、69・41・52・7・38の並びの細切れ戦でレースがスタート!!

赤板突入で中国2車が前へ切っていった!!

中本は中団で門田とやり合ったが、強引に外から一気にスパート

地元記念優勝を他地区に明け渡したくないという意地を見せ、中本の主導権で残り1周回。
門田が外から強襲してくるが、中川がそれを捌く。

競輪プレス
この時野中本選手に走りは、魂が籠もっていた。
間もなく限界が訪れるのが悲しくもありまし

最終第2コーナー過ぎ、6番手から松浦が捲りを放つ。
その松浦の動きを察知した中川も最終BS手前から番手捲り。

最終第4コーナー、中川を追う松浦。
また、松浦に上をいかれながらも門田がイン粘り、浅井も迫ってくる。

競輪プレス
中本選手がいないのがなんとも切ない。
十二分に仕事をしてくれた恩返しに、中川にも力が入る。

だが、中川が追撃を振り切って、真っ先にゴールラインを駆け抜けた。
今開催4連勝の完全V、さらには昨年に引き続いての大会連覇

レース後、中川はまず中本を労い。

9着となったが、気迫あふれる走りで中川を優勝へ導いた中本も熊本勢から胴上げされていた。

完全優勝で地元記念連覇を果たした中川誠一郎選手

優勝インタビューで中川は、

地元記念のプレッシャーはG1の比じゃないですね。
今日もありがたいことに、本当にお客さんの応援が凄かった。
昨日(準決勝)は勝ちたい気持ちで力が入り過ぎてしまった分、今日は平常心で挑めたと思う。
記念で4連勝はなかったので心配だったんですけど、なんとか獲れました。
40歳にして急激に成長することはないでしょうけど、自分も少しは成長している。
これからも現状維持より少しだけ成長できたら(笑)。
ラグビーじゃないけど、ワンチームです。
たまたま僕が代表で優勝できただけ、熊本勢の力が一つになった結果。
そして、他地区じゃなく、後輩(中本)の後ろで優勝できたことは選手冥利に尽きますね。
少しずつ世代交代と言うか、若い選手が出てきているのも嬉しい。
初手の位置は作戦通り。
松浦君が後ろに見えたので、被るのを嫌った、被る前に仕掛けようという判断。
内から柴崎君に掬われたら外を踏んで出るつもりだった。
次の競輪祭(小倉G1)も地元地区なので気合は入る、今回と同じくらい仕上げていきます。
競輪プレス

「G1より調整してきた」と並々ならぬ思いで挑んだ地元記念で見事優勝を飾った中川選手。

次走は小倉で行われるG1・競輪祭(11月19~24日)である。

今年3度目のG1制覇となるのか注目である!!!