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競輪選手の魅力,つらさ,苦労:プロスポーツ界で最も選手が多い!!

競輪は日本のプロスポーツで最も選手数が多い!!

競輪プレス
2019年12月31日時点で、日本のプロ競輪選手は2,330人である。

競輪はどちらかといえばマイナーなスポーツで、ギャンブルが好きな人しか普段はレースを見ないというのが普通なのかもしれない
しかし、プロ選手は2,000人以上もいるのだ !!

これは、今後の競輪業界がより盛り上がる為には必要不可欠は大事な数字になってくる!

他のスポーツと比べてみると、プロ野球選手の数は2018年2月時点では905人しかいない。
ちなみにプロサッカー選手は1,900人程度である。
野球やサッカーと比べても人数は多く、全てのプロスポーツ選手のなかでも数が多いことがわかる。

1990年以降、衰退の一途をたどる競輪界

競輪選手の数は年々減少傾向であり、10年前は3,000人を超えていたのである。
競輪界の現状は、とても厳しいもの。

相次ぐ競輪場の閉鎖や、団塊の世代が一気に引退したことなどを理由に大幅な減少を迎えたのだが、競輪はいまだプロ選手をたくさん輩出しているスポーツであることが分かる。

日本経済が、バブル崩壊後の1990年代から長い不況に入ったことや、若い人のギャンブル離れが進み、売上が激減している。
競馬を除く公営ギャンブルは、こういった人気の低迷に頭を抱えている。
1991年に約2兆円あった売上は、21年後の2012年には6147億円まで減少。
その間に多くの競輪場で赤字となり、主催自治体の財政を圧迫するところも増えている。
2000年以降でも、門司競輪場(北九州市主催)、西宮競輪場甲子園競輪場(兵庫県市町競輪事務組合主催)、花月園競輪場(神奈川県競輪組合主催)、一宮競輪場(一宮市主催)と5ヵ所の競輪場が廃止された。

競輪の 認知度をあげるための取り組み

競輪界でも、さまざまな改革を行ったり、イメージガールに女優などを起用して宣伝活動を行っている。
競輪は、シドニー五輪からオリンピック種目に採用され、東京オリンピックで多数の日本人選手が出走する予定になっている。

また、タイム・トライアルやスプリント競技でも、日本の競輪選手の活躍が年々上昇している。
2012年からは、女性の競輪選手による「ガールズケイリン」も始まった。
最大7車立てで、1500〜1666メートルの距離で争われ、「顔より太もも」をキャッチフレーズに全国の競輪場を転戦している。

競輪選手のつらさ,苦労から人気が低迷か

落車などでケガが絶えない競輪選手

競輪選手にとって、最も大変なことはケガが絶えないこと。
レースや練習中に接触したり、バランスを崩して落車すると、大きなケガにつながる。
また、落車した選手や自転車に衝突したり、それらを避けようとして事故に巻き込まれることも珍しくない。

落車事故は、時速50キロ以上のスピードで疾走している時に起きやすい。
路面に叩きつけられたり、自転車に激突したりして、打撲や擦り傷は当たり前、肋骨や指、脚を骨折したり、頭を強打して脳しんとうを起こすこともある。

とくに、鎖骨を骨折することが多く、競輪界では「鎖骨骨折を乗り越えてこそ一人前」ともいわれているほどである。
現在は、ヘルメットやプロテクターが改良され、死亡事故や大ケガを負う大事故は大幅に減ったがそれでも、競輪用の自転車にまたがっている限り、どこかのケガは絶えない。

最近では、2019年最後のレースとなっていた競輪トップ選手の浅井康太選手が、落車した際に、

  • 鎖骨骨折
  • 肋骨骨折4本(内1本が疑い)
  • 肺挫傷
  • 打撲・擦過傷

以上の怪我をしている。
最後の見なし直線に進入する直前での単機でも落車であった。

肋骨が4本も骨折し、即手術となる大怪我であった。
実力に関係なく、競輪選手において落車は月ものであると言える。

若手競輪選手は金銭的に苦しい時期が続く

競輪選手の数は、1990年代に約4000名いたが、現在は約3000名と激減している。
団塊の世代の選手がたくさん引退したという事情もあるが、選手数が減った大きな理由は、長期の経済不況と競輪人気の衰退が大きい。
競輪場の閉鎖が相次ぎ、競輪学校の入学も、年2回から年1回に減った。

その一方で競輪選手としての経験が浅く、レース展開に慣れない若手選手は、なかなか勝てない。
そのため、若手選手の収入が低くなってしまっている。

若手選手は、たいてい移動の交通費や食費などを節約している。
そのため、トレーニングが厳しい割に食事が片寄りがちとなってしまうのである。

また、成績が振るわなければ、20代前半でも引退に追い込まれるので、デビュー直後の時期を乗り切れるかどうかが、大きな問題になっている。

行動が制限される

若手の苦しい時期を乗り越えると、収入はそれなりに高くなる。
しかし、レースに出場する機会が増えると、全国の競輪場を渡り歩かなければならない。
その結果、1ヵ月の半分近くは自宅に帰れなくなるのである。

しかも、競輪開催中は、競輪場の宿舎に入り、緊急時以外、家族との連絡もできない。
とくに子どもがいる家庭では、家族と過ごす時間をつくれないことが、つらいことが当たり前になってしまっている。

競輪選手の魅力,やりがい

実力に応じてランクが上がること

約3000人の競輪選手が、S級S班を頂点に、実力に応じて6ランクに分けられている。
新人選手は、まずA級3班に入れられ、レースの着順によって増える競走得点によって、最下位のA級3班からA級2班、A級1班、そして、S級2班、S級1班、S級S班へとランクアップしていく。

S級S班が9名で、S級1班が約250名、S級2班が約500名、A級1班、2班、3班がそれぞれ約700名である。
半年間の成績で、6月と12月にランクが再編され、S級下位とA級上位の200人が自動的に昇降格され、S級とA級の班分けは、前年半期の成績を基に振り分けられる。

S級S班は、優勝賞金が1億円のKEIRINグランプリに出場資格を得た9人だけ。
レース出場に関する優遇措置やS級レースのシード権、交通費の特別料金支給といった特典があり、競輪のPR活動やイベントなどに出演。

競輪選手にとっては、レースに勝つことでランクアップしていくことが大きなやりがいになる。

平均年収1200万円と高収入を稼げること

競輪選手の平均年収は、平均で1200万円といわれている。
自分の肉体で、サラリーマンの平均年収の3倍の報酬を稼げるのも大きな魅力である。

現在、競輪選手は、全国で約2700人。
レースの成績によって、6つのランクに分けられているが、最上位のS級S班の選手の年収は1億円を超えている。
とはいっても、S級S班はわずか9人

約270人からなるS級1班でも平均年収は約3000万円。
約700人いるA級1班も、平均年収は約1100万円となっている。

チーム戦法で勝利を目指す

競輪は、通常9人でレースをする。
着順は、ゴールした順番に1着から9着まで決まるが、
競輪の特徴の一つに、その9人が2~4のグループに分かれている。

競輪選手は、もともと、同郷や同門などいろんな縁で、チームを組んでレースに臨んでいる。
そのチームの逃げ切り屋と追い込み屋2人の計3人が、同じレースに参戦しお互いに協力するのである。

たとえば、追い込み屋は、空気抵抗を避けるため、逃げ切り屋の後ろを走るのも、その1つである。
最後の1周になって、逃げ切り屋がラストスパートすると、後ろの追い込み屋が、他のグループの追い込み屋のラストスパートを妨害することもできる。

体当たりしたり、進路を妨害したりして、味方の選手がゴールを目指すのを助ける。
また、チーム内の誰かが結婚したり、子どもが生まれたりすると、その選手を優勝させようとレース展開や役割を決めることもある。

競輪プレス

こうした競輪独特の戦法も、人間味があって、競輪の大きな魅力である。

競輪は、全国に飛び回らなければいけない特性上、マイナスのイメージを持たれがちであるがそれ以上に、ライバルの選手がそのレースだけは仲間でもあり敵でもある特別な関係性のスポーツである。

その魅力わかるほどに面白くなってくるだろう!!