久留米競輪開設71周年記念第26回中野カップレース予想展望情報注目選手

G3第26回中野カップレース久留米:概要

  • 開催日:2020年6月6日〜19日
  • 開催場:久留米競輪場
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から6月の競輪開催は「地区内あっせん」が実施される。
    その第一弾の記念シリーズとして注目を集める4日間。
    中国、四国、九州の3地区108名の選手によって、これまでとはひと味違ったV争いが展開されるだろう!

G3第26回中野カップレース久留米:展望情報

ハイレベルなメンバーがそろったが、松浦悠士清水裕友の中国のS班ゴールデンコンビが息の合った連係プレーで他を圧倒しそうである。
清水裕友松浦悠土の中国ゴールデンコンビに期待が集まる。

この2人が昨年の終盤戦から競輪界を席巻している。

昨年11月の小倉競輪祭は松浦、今年2月豊橋の全日本選抜は清水がそれぞれG1初制覇を果たした。
そして3月の福井ウィナーズカップは松浦が優勝。
いずれも決勝は両者で連係して、番手を回ったほうがVをさらって自力で強い2人が並んでしまえば、他の選手は太刀打ちできないだろう。
連係する時に、どちらが前を回るのかが最大のポイントになりそうだ。

中国勢はS班の2人以外にも実力者が控えている。
岩津裕介は安定した戦いぶりが光っている。
ナショナルチームでスピードに磨きをかけた河端朋之、復調ムードの宮本隼輔の走りも見逃せない。

四国勢は普段の開催なら中国勢と連係することが多いが、これだけ人数がそろうと別線勝負になる可能性が高い。
四国の主軸を担うのは原田研太朗だ。

今年は年頭から白星ラッシュ。
3月ウィナーズカップでも優出するなど豪脚を披露していたが、4月以降は新型コロナウィルスの影響で走れていない。
好調を維持していれば、あっさり勝ってもおかしくない。
徳島同士の小倉竜二が原田のガード役だ。

4月高知ブロックセブンは貫禄のV。
度重なる落車のケガから立ち直り、本来の切れが戻っている。

渡部哲男香川雄介は差し脚好調。
流れさえ向けば勝ち負けできる。
落車のケガから徐々に復調している太田竜馬も軽視できない。

九州勢はS班の中川誠一郎山田英明井上昌己V候補に挙げられる。

中川は昨年10月の熊本記念in久留米で完全優勝を飾ったことが記憶に新しい。

S班に返り咲いた今年はいまひとつ流れに乗れていないが、そろそろ本領を発揮しよう。
山田は強烈なまくりを主武器に各地で奮闘している。

2月全日本選抜で決勝3着と大健闘。タイトルに手が届く位置まできている。
井上昌己は自力の決まり手がなくなったが、シャープな決め脚はまだまだ健在だ。
V戦線に必ず食い込んでくるだろう。

地元の福岡勢は坂本亮馬吉本卓仁田中誠ら総勢16名がエントリー。
一丸となって他地区の強豪を迎え撃つ。
坂本は6年ぶりの地元記念制覇、吉本は地元記念初優勝を目指して全力を注ぐ。

G3第26回中野カップレース久留米:注目選手

今年1月にS級昇格を果たした九州のホープ。
2月の落車で調子を崩してしまったが、復帰3戦目の4月小田原F1の準決勝は寺﨑浩平、村上義弘の強力近畿勢を破る大金星。
S級初勝利、初優出を決めた。
今期の競争得点は96点。
S級点確保へ勝負駆けのシリーズになりそうだ。
52歳のベテランは元気いっぱい。
いぶし銀の走りで毎場所のように車券に貢献している。
昨年末に落車した影響はもうないだろう。
万全の状態で迎えられそうだ。
この大会は師匠の冠レースで誰よりも思い入れが強い。
地元のアドバンテージを最大限に生かして結果を出す。
ムラ脚だが、勝ちパターンに持ち込んだ時の爆発力は相当なもの。
4月玉野F1で2勝を挙げると、続く同月佐世保F1では今年初優勝。
決勝は寺崎浩平のまくりに屈したが、逃げて3着と健闘している。
デビュー戦で完全優勝を飾った思い出のバンクで存在感を示す。
【6年ぶりの地元記念制覇に挑む】
もともと1人で練習することが多いので、(新型コロナウイルスの)影響はそこまでなくて、トレーニングはしっかりできています。
いつもはレースで感覚をつかむんですが、いまは走ってないので何とも言えないですね。
(競輪開催の中止が続いていることに関しては)他の公営競技は開催して支援していたりするので、少しもどかしい気持ちはあります。
地元記念は毎年、呼んでもらっていて、(2014年に)1回優勝しているんですけど、それら決勝で勝てていないので、しっかり脚力を戻してもう1回優勝したいと思ってます。
今回は地区内あっせんで、すごく新鮮ですね。
普段は仲間として連係している選手と戦うことにもなると思う。
楽しみのほうが大きいし、ファンのみなさんにも楽しんでもらいたいですね。
地元記念は毎年、GI以上に気持ちが入ります。
無観客でみなさんの前で走れないのは残念なんですが、4日間いい走りをして、決勝で勝負できるように頑張ります。
 【久々でも準備は万端!!】
(新型コロナウイルスの影響で)いまは家にいることがほとんどですね。
(開催中止が続いているのは)人に移してしまうかもしれないということを考えれば、仕方ないと思ってます。
練習はもともと1人でやっていたので、変わらず外で乗ることはできています。
練習だけの感じなら、かなり上がってきています。
いい頃の状態まで脚は戻っていると思います。
あとはレースで走ってみてどうかですね。
地元記念は毎年、だいたい呼ばれています。
(2018年の)準優勝が最高なんですが、今回は西日本だけの開催ですからね。
目標を付けてもらえればいいんですけど、(ラインは)九州だけという感じになると思うし、自力の番組が増えるのかなって思ってます。
この地元記念が(4月川崎F1以来)2カ月ぶりのレースになりそうなんですが、基本的に配分が空くのは好きなほうなんで、いつもと変わらない感じで走れると思います。
地元の久留米記念なので、4日間しっかり1着を目指して頑張ります。

G3第26回中野カップレース久留米直近10年間の優勝者

  • 2019年 予想情報 第25回 中野カップレース 平原 康多選手
  • 2018年 予想情報 第24回 中野カップレース 浅井 康太選手
  • 2017年 予想情報 第23回 中野カップレース 長島 大介選手
  • 2016年 予想情報 第22回 中野カップレース 守澤 太志選手
  • 2014年 予想情報 第21回 中野カップレース 坂本 亮馬選手
  • 2013年 予想情報 第20回 中野カップレース 池田 勇人選手
  • 2012年 予想情報 第19回 中野カップレース 浅井 康太選手

久留米競輪場のアクセス・基礎情報

  • 電車でのアクセス
    西鉄・西鉄久留米駅
  • バスでのアクセス
    西鉄・西鉄久留米駅下車、東口ロータリーバス乗り場から約15分

久留米競輪場のバンク・コース特徴

見なし直線距離 50.7m
センター部路面傾斜 31°28′37″
直線部路面傾斜 3°26′1″
ホーム幅員 11.0m
バック幅員 10.0m
センター幅員 9.0m

久留米競輪場は、一周400mの標準的なバンク。
走路改修によりカントが立ち、あまりクセがないバンクである。

久留米競輪場決まり手

1着決まり手:【逃げ22%】・【擦り36%】・【差し42%】
2着決まり手:【逃げ16%】・【擦り20%】・【差し26%】・【マーク38%】

久留米競輪場まとめ

市営開催時は、メイン特観に先着30名の女性のお客様を無料招待し、
場外開催時はサービスセンター2階に先着30名の女性のお客様を無料招待している。
他の競輪場よりも交通の便が良く、非開催時には子どもソフトボール場、フットベースボール場、ゲートボール場として市民に解放している。