松戸競輪G3準決勝7r9r予想2020:開設70周年記念燦燦ダイヤモンドカップ

松戸競輪G3予想2020:開設70周年記念燦燦ダイヤモンドカップ:概要

松戸競輪場開設70周年記念「燦燦ダイヤモンドカップ」は、8月22日~25日の日程でナイターにて行われる。

今シリーズは平原康多清水裕友村上博幸のSS班3名をはじめとして深谷知広新山響平井上昌己ら全国各地から強豪が集結する好メンバー。
地元勢は和田健太郎岩本俊介鈴木裕山賀雅仁らが一丸となって強豪を迎え撃つ。
誰に勝利の女神がほほ笑むのか興味津々のシリーズだ。

松戸競輪G3予想2020:開設70周年記念燦燦ダイヤモンドカップ:展望情報

オールスターから6日後の開催なので、オールスターの結果で多少は評価が変わってくる可能性はあるが、今年は年頭からSS班の貫禄を示している平原康多、清水裕友を重視するのが自然だ。

本命に推した平原は輪界を代表するオールラウンダー。
成績は高いレベルで安定していて、7月弥彦記念では郡司浩、佐藤慎、諸橋愛らの強豪を相手に今年3つ目の記念Vをゲットした。
今年の連対率は7割に迫る勢いで、昨年の48・8%を大きく上回っている。
関東の若手自力型には前を任せるレースが増えているが、今シリーズの関東勢は上位クラスの自力型が少ないので、自分で戦うレースが多くなりそうだ。
今年の記念3Vはすべてラインの先頭で戦ってのものだけに、信頼性は高まるか。

対峙する清水裕友も今年の成績は素晴らしく、平原を上回っているほど
G1全日本選抜、G2サマーナイトとビッグレースで2V、記念も立川、久留米で優勝をものにしている。
レースの組み立てが積極的で、仕掛けるべきところで動けているので後手を踏まされるケースは少ない。
俊敏な立ち回りから自力を出してのVゲットは十分だ。

清水には西日本スジで井上昌己が続くか。
今年はまだ優勝に手が届いていないが、7月久留米では連勝で優参するなど動きは悪くない。

迎え撃つ地元勢
和田健太郎岩本俊介鈴木裕山賀雅仁と層が厚い。

中でも和田はビッグレースで大活躍
昨年の寬仁親王牌から今年の高松宮記念杯まで5開催続けて決勝に乗っていて、高松宮記念杯では準Vと好走した。
機動力がある面々ばかりなので幅広い作戦が立てられるはずで、地元勢から優勝者が出ても不思議ではない。
61周年大会の鈴木以来となる地元覇者誕生に期待がかかる。

2019-2020UCIトラックワールドカップ第4戦、第5戦のチームスプリントで連続金メダルの深谷知広の単にも魅力を感じる。
トップスピードの高さから考えると、本業である競輪の成績は今一つの印象もあるが、当所では14年にサマーナイトで優勝している。
好スパートを決めれば久しぶりのV奪取もありそうだ。

もう一人のSS班である村上博幸は相変わらず安定プレーを演じている。
7月富山記念は危なげなく優参を果たすと、決勝は先行策を敢行して同郷同期の稲垣裕の優勝に貢献した。
ここは練習仲間の山田久徳とタッグを組んで勝機を見出す。

新山響平、山崎芳仁、内藤宣彦の北日本勢も忘れてはならない。
新山はサマーナイトが振るわなかったのは気になるが、6月取手記念の二次予選Aでは、上がり11秒1の快速まくりを決めて勝つなどスピードは一級品。
タイミングよく仕掛けて主導権を握れば好勝負に持ち込んでもおかしくない。台風の目と化すか注目したい。

松戸競輪G3準決勝7r予想2020

注目は、本日8月14日が誕生日の山田久徳選手である。

初日は、上昇して来た花田将司を青板3コーナーで突っ張った藤井栄二は箱田優樹の打鐘ガマシも合わせ切る。
これで番手絶好になった山田久徳が余裕を持ってゴール前で抜け出している。

勝利後のインタービューでは、 「7車で3人のラインは大きなアドバンテージだった。作戦は全部、藤井君に任せてたけど、前から前々でって作戦だったので。箱田のところは僕も持っていけるスピードじゃなかったので、合わせてくれと思ったけど、しっかり合わせてくれた。タレてなかったし、7番(花田)も来れないかなと思いました。ワンツースリーが一番良かった。付いてく分には問題なかったです」と語っていた。
花田、箱田の仕掛けをことごとく封じた藤井栄二が2着に逃げ粘った。
「突っ張ってから考えようと思ってました。休むところが全然なかった。ジャンのところで5番(箱田)が来たときのペースはカマされるスピードだった。あそこもう少し上げていかないと、次は行かれると思うので。課題はいっぱいあった。6番(近藤寛央)の1車があったから。2車なら行かれてると思う。まずは準決勝(が目標)。明日(2日目)が勝負なんで」

と語っていた。

準決勝で再度、山田選手と藤井選手が激突する。
今回はどのような レースの展開となるのか注目していきたい。

松戸競輪G3準決勝9r予想2020

3日目の最終レースでは9車の村上選手に注目していきたい。

初日は、青板2センターで切った鈴木裕を深谷知広が打鐘前から叩いて主導権を奪い、単騎の清水裕友が最終ホーム7番手から仕掛けて前団に迫るが、3番手の外でいっぱいに。深谷マークの村上博幸が好展開を生かした。
「(初手は)前か後ろかどっちでもいい感じだったけど、地元勢を警戒してスタート出てみてだった。(深谷は)ダッシュもそうだけど、それ以上にコーナーの上手さというか。そこが上手に感じました。うれしいですね。年々1着が取りにくくなって、そのなかでの1着。ましてや深谷君を差せたというのは自信を持ちたいです」

逃げた深谷知広は力強い走りでレースを支配した。
「突っ張るか迷ったところはあったけど、引いたときに平原(康多)さんが切り替えなかったので助かりました。たぶん自分のラインが先行とみてくれたと思うので。いいタイミングで出られたし、あとは1着に粘れればね。体調自体はいい。あとは自転車を換えたので、そこを対応しながらやっていきたい」

3日目で深谷、村上選手が再びぶつかる。
注目していきたい。

松戸競輪場のバンク情報

松戸競輪場のバンク・コース特徴

見なし直線距離 38.2m
センター部路面傾斜 29°44′42″
直線部路面傾斜 3°1′2″
ホーム幅員 11.1m
バック幅員 9.6m
センター幅員 8.1m

松戸競輪場の決まり手
1着決まり手:【逃げ28%】・【擦り39%】・【差し33%】
2着決まり手:【逃げ18%】・【擦り14%】・【差し24%】・【マーク44%】

松戸競輪場は一周333mで、通称「燦燦バンク(サンサンバンク)」という小振りなバンク。
全国の中でも直線が有数の短さで、カントが333mで最も浅い。
この為、筋違いは好配当が期待出来る。後手を踏むと最後、本命を背負った選手が何も出来ずに着外に沈む事もある。
バンク上の選手に対する風の影響は、バンク全体が観客スタンドに囲まれてはいるものの、屋外の333mバンクで唯一全周外側がポリカーボネート(透明板)と建物で塞がれており、走路に入り込んだ風の逃げ道がないため、風向きによってはバンク内で風が渦巻くことがあり「常に向かい風が吹いている」と語る選手は多い。
よって選手にとってスピードの出しにくい「重いバンク」と言え、風よけになる先頭誘導員などの役割は非常に大きい。

松戸競輪場では、比較的に逃げ有利なレースになりやすい。
捲りを決めるならば残り一周から駆け出し、2コーナーからバックまでに前団を飲み込むとすんなり決まる。
1着の決まり手は逃げ及び捲りで60%、2着はマークで50%に達し、ラインが上位独占する事が多い。
予想する上で特徴的なバンクだと忘れずに予想して欲しい。