近畿勢 !!ラインが強力
向日町競輪場を舞台に「開設69周年記念-G3平安賞」が、9月26日~9月29日まで開催!!
近畿勢は総大将・村上義弘選手を筆頭に村上博幸選手や稲垣裕之選手が揃っている。
他地区からは、松浦悠士選手、宮本隼輔選手が注目となっている。
イベントも豊富で、「恐竜ライド」「京都支部選手トークショー」「ムコリン・ムッチーじゃんけん大会」など、開催期間中はたくさんのイベント・ファンサービスが行われ、バンク内外問わず真夏のような熱気に包まれる
注目選手:京都向日町競輪G3平安賞
村上義弘:妥協無き魂の走り
妥協なきレーススタイルを貫く地元のカリスマレーサー。
自力勝負、番手戦を問わずレース運びは巧みで5月GIII宇都宮では単騎戦ながら見事な立ち回りで復活のVを上げるなど魂の走りは健在だ。
村上博幸:極上のレース展開
SS班に返り咲いた今年は1月GIII松阪、2月GIII奈良でV、その後も3月GIII小倉、4月GIII高知、5月GIII平塚で準VとGIII戦で上々の成績を残すや、7月GIIサマーナイトでVを奪取と健脚振りを見せ付けた。
佐藤慎太郎:北のマーク巧者
的確なコース取りに、目標の選手を徹底して援護するヨコの捌き、直線で一気に突き抜けて来る鋭いキメ脚を武器に2月GI全日本選抜で準V、7月GIIサマーナイトで決勝進出と、ハイレベルな戦歴を持つ北のマーク巧者。
松浦悠士:総合力、今開催随一
レース展開に応じた変幻自在な攻めを駆使して、2月GI全日本選抜でGI初の決勝進出を果たすや、3月GIIウイナーズカップ、5月GI日本選手権でも決勝進出と総合力の高さは今開催随一と言える。
稲垣裕之:タテ型番手巧者
「近畿地区の自力選手がいる時はマークするので、番手周りのレースが増えましたが、いつでも自分で動ける状態に仕上げています」と語る様に、タテ攻撃を基本に番手の仕事もしっかりこなせるだけに、メンバー構成に応じて己の役割を全うしよう。
郡司浩平:的確な攻め脚
強烈なパワーに加え番手戦も的確にこなし、4月GIII川崎決勝では松井宏佑の動きに乗ってタテ脚を繰り出し平原康多、三谷竜生らを相手にVを奪取と地元のエースに相応しい走りを見せており、今開催も南関勢の主軸としての活躍が期待される。
宮本隼輔:中国地区の新星
スピードをフルに発揮して5月FI富山、6月FI佐世保でVを上げるや、7月GIII大垣決勝では平原康多、村上博幸、浅井康太らSS班3名を相手に臆する事なく、己の力を出し切り113期の中で1番に記念Vを果たした中国地区のニュースター。
出場選手:競争得点ランキング
- 郡司浩平選手
- 佐藤慎太郎選手
- 松浦悠士選手
- 木暮安由選手
- 村上義弘選手
4日目6RS級ブロックセブン
京都向日町競輪G3平安賞4日目の注目レース!
S級ブロックセブン出場選手
地区 | 級班 | 選手名 | 直近得点 |
北日本 | S2 | 小酒大勇 | 95.52 |
関東 | S1 | 内田英介 | 96.65 |
南関東 | S1 | 成田健児 | 104.10 |
中部 | S2 | 宮越考治 | 95.40 |
近畿 | S1 | 山田久徳 | 109.25 |
中国 | S2 | 坂本修二 | 96.16 |
九州 | S2 | 加倉正義 | 104.11 |
最終日の第6レースに実施される単発レース「S級ブロックセブン」。
地方開催で気合が入る山田久徳を据えたら、メンバー構成応じて巧みに戦法を使い分け、5月F1富里決勝では勢いある地元バンクを軽快に駆け抜けVとなるか。
また、加倉正義も気配は良好である。
熟練の裁きとマークテクニックを駆使し6月F1広島で準V、6月G3久留米でも2勝と善戦している。
活発な攻めでA急戦でVを重ね、自らシビアに攻め込むのか、レースのキーマンとなりそうである。
向日町競輪:前検日情報
1R注目:島川将貴選手

前回の9月名古屋FIは準優勝。調子、成績とも右肩上がりだ。「名古屋(の決勝)は自分から展開を悪くしちゃいましたね。でも、体的にはいいと思います。体のケアをしっかりするようになったのと以前はウエイトもやっていたんですが、最近は自転車に乗る練習がほぼ10割になって、良くなってます。1レース1番車は何回かあります。しっかり力を出し切ります。今回は決勝にいきたいですね」
<2R注目:横山尚則選手>

「前回の地元戦はしっかり走れたと思います。開催中にしっかり修正もできました。中3日で状態は変わらないですね。今年の前半は悪くて、(S級)1班の点数も取れなかったんですが、少しずつ良くなってます」
<3R注目:川口聖二選手>
「左鎖骨を骨折しました。手術して退院してから、やれることはやってきたつもりです。この1週間は普通にもがけるようにはなりました。でも、恐る恐るという感じはありますね。乗っている感じも違和感はあります。フレームは弥彦の落車で潰してしまったので、今回は新車です。頑張るだけですね」
嶋津拓弥はその8月弥彦FIで通算2度目のS級優勝を飾った。前回の西武園FIは勝ち上がりに失敗したが、状態面に問題はない。
「弥彦で優勝して、練習もやる気が出ています。西武園はダメでしたけど、調子はだいぶ良くなってます。初日はライン3車なんで頑張りたいですね。いいレースを見せられるように」
<4R注目:伊藤裕貴>
「ずっと良くなかったですね。練習はしっかりしてたんですけど、なにか出し切れてない感じがありました。練習で追い込んでやっているつもりが、追い込めてなかった。前回の共同を走って、そのことに気付くことができました。終わってからその辺りを意識して、練習で刺激を入れてきました。これで体もどんどん変わっていくと思います。今回はセッティングも大幅に換えます。それで良くなってくれれば」
<5R注目:山中秀将選手>
今期初の初日予選スタートで取りこぼせない。
「6、7月と1カ月で3本走って、今月もこれが3本目。しんどいですけど、休んでられないですからね。ちょくちょくフレームやセッティングは変えているけど、大きく変わることはないし、一番は脚力の底上げをしないといけない。良くなるように、できる限りのことをしています。初日は細切れなんで、行けるところでしっかり仕掛けたいと思います」
阿部力也は今期に入って優出回数が増えるなど差し脚が切れている。
「最近は自力選手が本当にいいレースをしてくれるので、それで自分にチャンスが生まれているんだと思います。調子は悪くないし、徐々に脚力も上がっている感じもあります。初日は根本(哲吏)さんに任せます。連係はかなり久しぶりです」
<6R注目:飯野祐太選手>

「準決勝、決勝と結局、(嵯峨を)抜けてないですからね。見極めが難しい。でも、これからが楽しみです。最近は成績的にはまとまっているんですが、1着を取れてないのが現状です。感覚的にももうちょっとほしいですね。中4日で練習はしっかりやってきました。自力でしっかり力を出し切ります」
<7R注目:中本匠栄選手>

「最近は落車もなく、ケガなく走れているのが大きいですね。仕掛けるところでしっかり仕掛けられています。久しぶりに今回は間隔が空いたんで、しっかり練習はできました。初日も流れに乗って、しっかり仕掛けたいと思います」
藤田竜矢は状態が上向いているが、向日町バンクに苦手意識を持っている。
「最近の自転車の進みはそんなに悪くないと思います。前回の取手は補充で走ったんですけど、感じは悪くなかったです。このバンクは先行有利でまくりが効かないんですよね。成績も悪いし、すごい苦手なイメージがありますけど、頑張るしかないですね」
<8R注目:野原雅也>
「鎖骨骨折から復帰してから練習の感じは徐々に良くなってます。共同は大きい着を取ってしまったんですけど、しっかりレースを作れて、やりたいレースはできました。終わってから疲労感があったので、前半は休んで、後半はしっかり練習してきました。仕掛けるタイミングが来たらしっかり仕掛けます」
<9R注目:植原琢也選手>

2度目の記念挑戦だが、気負いはない。
「和歌山で優勝できたのはうれしかったけど、あれは展開ですね。前回の大宮は力不足でボスに負けました。緊張はしないタイプなんで、記念でもしっかり走るだけですね。向日町は初めてです。初日はライン3車なので、しっかりラインで決まるように」
芦澤辰弘は低空飛行が続いているが、気持ちは切れていない。
「これが今の実力ですね。前向きに考えて、とにかく今はやれることを必死にやっている感じです。それで戻していければ」
<10R注目:原田研太朗>
急な追加参戦だが、豪脚発揮で期待に応えるか。
「練習は普通にやっていたんで、慌てて準備して来ました。開催中に疲れが取れていければ。前回(共同通信社杯)は初日をクリアできなくて…。(7月の)サマーナイトから新車を使っていたんですけど、ずっと違和感がありました。今回はその前に使っていた良かった頃のフレームに戻します。今回は追加なんですが、できる限りの走りをしたいと思います」
<11R注目:稲垣裕之選手>

「前回(共同通信社杯)は展開もありましたけど、最終日はちょっと自分で失敗してしまいました。でも他の3走は自転車のセッティングを換えた中で、しっかり走れたと思います。南君はいつも頑張ってくれるし、番手でしっかり走ります」
南潤は8月オールスターの最終日に落車。
前回の共同通信社杯は1度も確定板に上がれなかった。
「落車の影響はないです。最近はトップスピードを上げるような練習を増やして、確かにトップスピードは以前よりも上がったんですけど、持久力がだいぶ落ちていると共同を走って感じました。先行力は昔のほうが確実にありましたね。トップスピードと持久力のどちらも大事だけど、今後はレースで長くもがけるような練習を重点的にやっていこうと思ってます。今回はしっかり決勝に勝ち上がれるように。初日は稲垣さんの前で自信を持って先行して押し切りたいですね」
11R フルリプレイ映像で!
<12R注目:郡司浩平選手>

「(共同通信社杯の決勝は)かぶる前に行こうと。硬くならずに行けたのが良かったです。ケガをする前よりも強くなろうと思ってしっかり練習してきたし、それが結果に出たのがうれしいですね。(グランプリ出場争いは)そんなに意識しないで、一戦一戦、しっかり頑張りたいです。まだGIが二つあるし、まずはそこで優勝することを目指して。今回もしっかり走りたいと思います」
12R 4万車券が出た白熱のレース
フルリプレイ映像で!
向日町競輪場のアクセス・基礎情報
電車・バスのご案内 | 阪急・東向日駅の西改札口を出て線路沿いに無料バス発着所あり(競輪場まで約5分)。またJR向日町駅の改札出てすぐ前から無料バス(約8分) |
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駐車場 | 隣接無料駐車場1,200台 |
向日町競輪場の施設紹介
向日町競輪場は開設された時は自治体名が「向日町」であったことから向日町競輪場という名称となった。
記念競輪 (GIII) として『平安賞』が行われており、GI は1987年に全日本選抜競輪、GII は2003年にふるさとダービーが、2007年に共同通信社杯競輪が、それぞれ行われた。
向日町競輪場のバンク・コース特徴
見なし直線距離 | 47.3m |
センター部路面傾斜 | 30°29′7″ |
直線部路面傾斜 | 3°26′1″ |
ホーム幅員 | 10.3m |
バック幅員 | 9.3m |
センター幅員 | 7.6m |
向日町競輪場は400mを使用している。
やや直線が短めにできており、奈良競輪場程ではないものの、すり鉢状のバンクである。そのため僅かながら捲り選手が有利で、三番手の選手が不利な展開が多い。。
向日町競輪場の決まり手
1着決まり手:【逃げ25%】・【擦り31%】・【差し44%】
2着決まり手:【逃げ19%】・【擦り19%】・【差し29%】・【マーク33%】
まとめ-京都向日町競輪G3
関西空港などに「1960〜70年代の日本の雰囲気が残る珍しい場所」と記した現地語の無料の観光案内冊子を置いて、施設の老朽化を逆手に取った戦略を打ち出している競輪場である。
古き良き競輪場として若年層/外国人も増えているため、今回の京都向日町競輪G3平安賞2019では現地で新鮮な雰囲気で観戦できそうである。