G3滝澤正光杯:優勝三谷竜生
松戸決勝は三谷竜生(32=奈良・101期)が昨年3月の玉野以来、通算4度目の記念Vを飾った。
レースは渡辺―内藤―小埜―伊勢崎―中村―二藤―三谷―取鳥―原田で周回。
残り2周前に取鳥―原田が上昇するが、小埜が強引に出て取鳥を前に出させない。
残り2周では小埜―伊勢崎―中村―二藤の4車が出切って主導権。
5番手は渡辺と三谷が併走になり、渡辺のけん制を受けた三谷は後方に車を下げる。
7番手で立て直した三谷が最終ホームから勢い良くまくっていく。バックで伊勢崎が小埜の番手から出て抵抗するが、その上を楽に乗り越えていく。ゴール前もしっかり踏んで迫る中村を振り切って1着でゴールを駆け抜けた。
9月は斡旋が止まっていたため久しぶりの実戦。「初日、2日目あたりはもたついた感じもあったが、日に日に良くなっていった」と振り返る三谷。
しかも、システムトラブルで開催が2日間も延びるアクシデントに見舞われたが「自分は長丁場が得意なので苦にはならなかった。この優勝を次につなげる」と語った。
昨年のグランプリウイナーだが、落車が続いて本来の調子を取り戻せないままここまで来た。
「グランプリに出るためにはタイトルを獲る以外にない」。
寛仁親王牌か競輪祭のG1レースに勝つことに集中していた。
中1日でG1寛仁親王牌へ!
開催延期で寛仁親王牌へは中1日の強行日程となるが「1日、ゆっくり休みこのまま地元には帰らずに」勝負の前橋へと乗り込む。
1着の三谷、2着の中村、3着の取鳥は前橋・寛仁親王牌(11~14日)に向かった。