佐世保G3優勝戦:九十九島賞争奪戦

2019年12月8日佐世保G3(最終日)九十九島賞争奪戦

【12R=S級決勝】出走メンバー

1/井上昌己(S1・長崎86期)
2/小倉竜二(S1・徳島77期)
3/村上義弘(SS・京都73期)
4/野原雅也(S1・福井103期)
5/吉田拓矢(S1・茨城107期)
6/小川勇介(S1・福岡90期)
7/太田竜馬(S1・徳島109期)
8/山中秀将(S1・千葉95期)
9/古性優作(S1・大阪100期)

競輪プレス
2013年から3年連続優勝している井上昌己選手が優出しており、前人未到の4Vに期待される。

初手は徳島2車の前受け、72・8・516・493の並びとなってスタート。

青板2センターあたりから後方の2ラインがジワジワ上昇の気配を見せながら牽制。

赤板突入で吉田が野原より先に太田を叩いて行った。
太田は簡単に車を下げて後ろからレースの展開を俯瞰していた。

吉田が前へ出たもののスローペースになり、ここですかさず野原を先頭とした近畿3車ラインが上をいった。
野原が主導権を奪ったところで打鐘。

第4コーナー過ぎ、最後方に置かれた単騎の山中が猛スパート。

そして、残り1周回、山中の気配を察知した近畿3車ラインもスピードを上げる。
最後方に置かれる形となった徳島2車も巻き返す。

山中は1度、スピードを緩めたが、最終第2コーナーから再び追撃。

最終BSで古性が山中を捌いて、前へ出る。
吉田と井上は外から回り込んでの捲り追い込みをかけていった。

さらにその上から太田が伸びてくる。

競輪プレス

太田の自力がはっきりを垣間見えた瞬間であった。

足が残っているのがわかる。


直線勝負、太田が前団を飲み込んで1着。

2着は山中を捌きながら番手捲りを放った古性、3着を古性を追走した村上となった。

太田竜馬選手、9月岐阜記念以来今年4回目のG3制覇。

優勝/太田竜馬(S1・徳島109期)

級班所属 2018年1月1日 期別 109期
級班 S級1班 次期級班 S級1班
性別 血液型 A型
身長 175.1cm 体重 71.1kg
胸囲 95.0cm 太もも 59.5cm
背筋 240.0kg 肺活量 5740cc
ホームバンク 小松島 得意バンク 小松島



小倉さんが前を取ったので前受け。
一番は中団だったんですけど、まぁ、あまり位置にはこだわっていませんでした。
自分がバックを踏んだ時、山中さんが仕掛けたので、反応できなかったところはあります。
それにどっち(野原・吉田)が先行するか分からんかったので、待ちのラインになりましたね。
相手頼みのレースやったんですけど、最後は良い形になったん違うかなと。
最後の4コーナーで届くかなと、思いました。
今年の目標は記念で優勝することやった。
それで4回も優勝できたので、飛躍の1年になったと思います。
でも、G1での成績が悪いんで、来年はG1で活躍すること。
まずは大きな舞台で決勝に乗らんことには。
自分の持ち味のスピードを磨いていって、焦っての自滅をなくしたいですね。
競輪プレス

2019年は惜しくも賞金ランキング11位と、グランプリ出場に惜しくも届かなかった。

昨年の2018ヤンググランプリでは、優勝している。
今年の年末も大いに盛り上げてくれるだろう!!