脇本勇希がデビュー戦で1着 兄は東京五輪でメダルを狙う脇本雄太

注目選手:脇本勇希

兄は自転車競技で東京五輪の金メダル獲得を目指す脇本雄太だ。
脇本勇希選手も高校時代には国体ケイリン2位の実績がある。
「デビューに備えて市田佳寿浩さんの指導で、街道練習や室内のマシントレーニングをしている。実戦練習ではレースの展開の作り方が下手と指摘されます」と本番に向けてしっかりと汗を流している。
将来の展望を聞かれると「目標は兄です。比較される部分もありますが、2周を逃げ切れる選手になりたい。兄は福井に帰ってくることがあっても、休養するためなので練習は一緒にしたことはありません。レースについてもアドバイスはされていません」と周囲を笑わせた。
デビューは7月18日からの高松が予定されていた。
他にもS級レーサーの南潤を兄に持つ南蓮や、ガールズ在校1位の山口伊吹(長崎)、同2位の鈴木樹里(愛知)など将来性十分の新人をピックアップ

脇本勇希競輪速報

衝撃のデビュー戦

競輪界最強レーサーの脇本雄太(福井)を兄に持つ脇本勇希(20)=福井・115期・A3=が、チャレンジ予選2Rで1着。
見事にデビュー戦を白星で飾った。
後ろ攻めになった脇本は赤板過ぎから上昇。
八嶋稔真(北海道)が突っ張って激しい踏み合いとなったが、脇本は最終ホームで出切ると、そのまま後続の反撃を封じてゴールを駆け抜けた。
S級S班で東京五輪自転車競技のメダルを目指す兄の背中を追い競輪界入り。
最近は会う機会が少ないが、6月には福井で一緒に練習して多くのことを学んだ。

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 デビュー戦の緊張感を振り払っての1着。

レース後は「前に出てからも一杯でした。でも負けるわけにはいかなかったので。兄も見てくれていたと思います」と笑顔。
兄に続いて弟の“ワッキー”にも注目が集まる。