松本貴治選手のプロフィール
- 氏名 松本 貴治 マツモト タカハル
- 府県 愛媛県
- 生年月日 1993/12/22
- 年齢 26歳
- 登録番号015203
- 期別 111期
- 級班S級1班
- 級班所属日2019/01/01
111期生は逸材の宝庫である。
17年7月にデビューして2年2ヵ月だが、61人中22人がS級に昇格している。
その中でも、今期S級1班は4人。
山崎賢人(長崎)、南潤(和歌山)に先を越された感があった松本が、ヤンググランプリを優勝したことで、実績面で一枚上になった。
デビュー当時、最下級のチャレンジステージ(A級3班)ではベテラン相手に勝てるものの、同期相手で苦戦を強いられた。
だが、4ヵ月後に特別昇班。
実戦で力を付けた松本は、A級1、2班戦でいきなり優勝。
2場所目に決勝で落車したが、3~5場所目はいずれも完全優勝。
15走で14勝と驚異的な数字をたたき出し、デビューから6ヵ月でS級2班へと特別昇班を果たした。
S級デビューは18年1月の松山FⅠ。
予選でいきなりS級初1着を飾った。
続く高松記念では22④2着と準決に進出。
3月のルーキーチャンピオンレース(玉野)は南潤に屈して2着も、4月の川崎記念で決勝に進出するなど、S級でも上位で通用するパワーを持つことを証明した。
8月のオールスター(平)でGⅠ、9月に共同通信社杯(高知)でGⅡに初出場。
11月からデイリーロゴを胸につけ、年末にはヤンググランプリに出場して8着であった。
注目の〝飛び級ルーキー〟がいよいよ2020年競輪界で暴れる!!
2019年年末のGⅡ・ヤンググランプリ(立川)で優勝した111期松本貴治選手(26)は逸材と目されていたが、2019年にS級1班へ昇格して才能が開花した。
今年はGⅡ覇者としてワンランク上のステージにのぼるだろう!
松本貴治選手の練習仲間
- 濱田 浩司選手(愛媛・81期)
- 日野 博幸選手(愛媛・103期)
松本貴治選手の師匠
- 濱田 浩司選手(愛 媛・81期)
濱田浩司選手の弟子は、松本貴治選手と日野博幸選手であり、日頃から師弟関係の3人で練習に励んでいる。
日野博幸選手は2018年にS2に特昇し2020年もS2として登録されている。
松本貴治選手の友人
- 境 啓亨選手(熊本・111期)
- 島村 匠選手(福岡・111期)
- 伊藤 稔真選手(三重・111期)
- 森川 康輔選手(岐 阜・111期)
- 南 潤選手(和歌山・111期)
- 山崎 賢人選手(長 崎・111期)
- 菊池竣太朗選手(静 岡・111期)
- 久保田泰弘選手(山 口・111期)
松本貴治選手の年収,賞金額
- 通算獲得賞金は5800万9200円
松本貴治選手の通算成績
- デビュー 2017年7月18日
防府競輪場でデビューし、完全優勝を飾っている。
特別競輪優勝歴
ヤンググランプリ 2019/12/29 立川 優勝
特別競輪出走履歴
- 読売新聞社杯全日本選抜競輪 2020/02/08 豊 橋 5.4.2.1
- ヤンググランプリ 2019/12/29 立 川 1
- 競輪祭(競輪王) 2019/11/19 小 倉 2.6.6.4.8
- 寛仁親王牌競輪 2019/10/11 前 橋 5.1.1.2
- 共同通信社杯 2019/09/13 松 阪 1.9.6.8
- オールスター競輪 2019/08/14 名古屋 9.1.8.9
- 日本選手権競輪 2019/04/30 松 戸 3.5.8.7
- ウィナーズカップ 2019/03/21 大 垣 1.9.3.4
- ヤンググランプリ 2018/12/29 静 岡 8
- 共同通信社杯 2018/09/14 高 知 4.7.8.9
- オールスター競輪 2018/08/15 平 6.6.2.3
2019YGP松本貴治選手が優勝
1/南潤 (S1・和歌山111期)
2/野口裕史(S2・千葉111期)
3/松本貴治(S1・愛媛111期)
4/藤根俊貴(S2・岩手113期
5/森田優弥(S2・埼玉113期)
6/上田尭弥(S2・熊本113期)
7/宮本隼輔(S2・山口113期)
8/河合佑弥(S2・東京113期)
9/松井宏佑(S2・神奈川113期)
レース展開
号砲から内枠を活かして、南が飛び出していき、全員が自力型、単騎を選択というレアなレースであった。
南・松本・森田・藤根・野口・松井・上田。宮本の並びとなる。
青板第4コーナー、8番手から地元・河合が上昇し、南はスンナリ引いて、河合が先頭に。
しかし、第2コーナー手前、6番手の位置から野口がスパート。
下り坂を利用してのスピードも加わって、野口が主導権を奪ったところで打鐘、この動きに対応した森田が野口の番手に収まった。
野口の先行態勢は変わらずに残り1周回となる。
野口が逃げ、2番手の森田が車間を切りながら後続を牽制。
最終BS、4番手に収まっていた松本が河合の内を掬い、河合の外からは宮本が捲っていく。
そして、森田、松本、宮本は着実に野口との差を詰める。
最終第4コーナーを過ぎ、野口も必死の粘りを見せるが、直線勝負で森田が野口を追い込んでいく。
さらに森田の後ろから松本も猛追。
ゴール線直前で、松本が森田を差し切って1着。
伸び負けの森田が2着に。
3着は上田であったが、内側追い抜きにより失格に。
8番手から捲り上げた松井が繰り上げ3着となった。
優勝/松本貴治(S1・愛媛111期)
初手で南君が何かしら動くだろうと、その後ろ、良い位置が取れました。
展開が向き、ラッキーでしたね。
野口さんとの差を詰めるように、脚に余裕がありました。
最終BSでも誰もきていない感じで、踏み込んでからもズーッと、脚は軽い感じだった。
今年はG1とかでも予選をなかなか勝ち上がれなかった。
でも、こういう一発レースを勝てたことは大きな自信になる。
来年は先行基本で、四国の先輩方から信頼して貰えるような選手になりたい。
賞金の使い途は……獲れると思っていなかったので、これから考えます(笑)。
松本貴治選手の今後の出走予定
- 静岡競輪 F1 03/03~03/05
報知新聞社杯・チャリロト杯 - 松山競輪 G3 03/12~03/15
金亀杯争覇戦 - 福井競輪 ウィC 03/26~03/29
ウィナーズカップ - 小松島競輪 F1 04/12~04/14
第31回金長たぬき杯争奪戦 - 宇都宮競輪 F1 04/20~04/22
- 静岡競輪 日本選 05/05~05/10
日本選手権競輪
2020年の好走を生で見たいファンも多くいる中で、金亀杯争覇戦はコロナウイルスの影響で観客無しでの開催となってしまっている。
松本貴治選手の今後の目標
松本は師匠の浜田浩司だけでなく、いろんな人から教えを請い、吸収していくのがとても早く、「トップスピードに達するのが遅いんです」と言うが、持続力はすごい。
後ろに付く選手からは「グングンと加速していくんです」との声をよく聞き「ダッシュ力を強化するのが課題ですが、粘りはあると思いますよ。ここまでは大きなケガもなく、順調に来られましたからね」とかたっていた。
現在の競輪界は中四国勢が元気。「松浦悠士さん、清水裕友君の活躍は刺激になっています」。
その2人が獲れなかったヤンググランプリを松本は優勝したことが自信に変わっており、「今年はGⅢを獲りたいというのもありますが、やっぱりGⅠで2次予選を突破したいですね」。
2020年はさらなる大仕事をやってのけそうである。